2016年11月 8日 (火)

控室には作家の柚月裕子さんが訪れています。柚月さんは「読売プレミアム」で『盤上の向日葵』を連載中。将棋を題材にしたミステリー小説で、作中では竜王戦をモチーフにした架空の棋戦「竜昇戦」の対局が描かれています。控室では佐藤康九段が継ぎ盤の前に促して「どうぞ指してください」。柚月さんが自然に数手進めると、佐藤康九段が「強い」と驚いていました。

【盤上の向日葵 : 小説 : 読売プレミアム】
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/list_HIMAWARI

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両対局者は13時30分の再開直前に、渡辺竜王、丸山九段の順で対局室に戻りました。2日目の午後とあって、両者とも険しい表情。ピリピリとした緊張感に包まれていました。

対局室の床の間に飾られている掛け軸は、読売書法会参事の植松弘祥さんの手によるもの。天童の隣町、東根市を拠点に全国的に活躍する漢字書家です。掛け軸に書かれた言葉は「蓬山楼閣五雲深」。蓬莱山の高楼に春が訪れて、五色の雲が深く立ち込めている、という情景を描いたものです。

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12時30分、図の局面で昼食休憩に入りました。昼食は渡辺竜王が鶏うどん、丸山九段が鶏そばとハンバーグ。丸山九段はハンバーグのおかわりを注文したとのこと。デザートのフルーツには、天童市特産のラ・フランスがありました。対局は13時30分に再開されます。

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現地では朝から大盤解説会が始まっています。トップバッターは佐藤康九段と高浜女流2級。佐藤康九段は初手から封じ手までを解説し、「私も何度か渡辺さんとタイトル戦で戦っていますが、封じ手は意表を突くことが多いです」と話していました。途中で解説者が広瀬八段に交代しました。

解説会場の前には、本局の開催にあわせて「スター・ウォーズ」のキャラクターが描かれた駒が展示されています。製作は天童市の駒師、高橋稚山さん。宇宙を模した盤の中央には「デス・スター」。駒の裏は成駒の字が彫られています。

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朝の控室の様子を振り返ります。広瀬八段と千葉六段が継ぎ盤を挟んで検討中。佐藤康九段は口頭で検討に加わり、高浜女流2級がその様子を見守っていました。

控室で使われている駒は月山師作、淇洲書の彫駒。淇洲書は山形県酒田市の竹内淇洲が手がけた書体で、淇洲書の駒を贈られた関根金次郎十三世名人が常勝を誇ったことから、「関根錦旗」の異名もあります。なお、酒田市出身の現役棋士には阿部健治郎七段がいます。

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