2022年7月26日 (火)

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図の36手目△8一飛の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は▲高見1時間15分、△佐藤天24分。対局は12時40分再開です。
対局者の昼食の注文は、高見七段が「肉豆腐山椒弁当(トッピングは糸こんにゃく)」(鳩やぐら)、「チキンガーリックバター焼きの単品」(鳩やぐら)。佐藤天九段は「豚しゃぶ(梅しそ)弁当」でした。また、高見七段はのどあめ、佐藤天九段は洗顔シートの買い出しも頼んでいました。

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図は33手目▲4八玉まで。高見七段は右玉に出ました。似たような将棋はいくつかありますが、後手が3筋の位を取らせて右玉にする類例がほとんど。先手で7筋の位を取らせて右玉にするのはやや珍しいようです。

Dsc_4462 (振り駒の様子)

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図は18手目△8五飛の局面。高見七段の先手で始まった本局は、相掛かりとなりました。矢倉が得意だった高見七段ですが、今年度に入って相掛かりを多用しています。前局の対森内俊之九段(2組2位)戦でも使っています。
図の△8五飛は実戦例の少ない手段で、佐藤天九段の工夫といえます。1筋を突き合った形では、今年1月のB級1組順位戦の▲藤井聡太竜王-△千田翔太七段戦(後手勝ち)で指されています。この将棋は、将棋世界2022年5月号の西田拓也五段の講座「コンピュータソフトやねうら王と行く 藤井将棋観戦ツアー」で詳しく解説されています。

Dsc_4473 (相掛かりを用いた高見七段)