2022年7月26日 (火)

戦型は相掛かり

20220726a

図は18手目△8五飛の局面。高見七段の先手で始まった本局は、相掛かりとなりました。矢倉が得意だった高見七段ですが、今年度に入って相掛かりを多用しています。前局の対森内俊之九段(2組2位)戦でも使っています。
図の△8五飛は実戦例の少ない手段で、佐藤天九段の工夫といえます。1筋を突き合った形では、今年1月のB級1組順位戦の▲藤井聡太竜王-△千田翔太七段戦(後手勝ち)で指されています。この将棋は、将棋世界2022年5月号の西田拓也五段の講座「コンピュータソフトやねうら王と行く 藤井将棋観戦ツアー」で詳しく解説されています。

Dsc_4473 (相掛かりを用いた高見七段)