2021年7月21日 (水)

Ryuou20210721010124_2 図の局面で八代七段が17分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲八代55分、△久保51分。昼食時の注文はともにイレブンのサービスランチで、「エビフライとカニクリームコロッケの盛り合わせ」。対局は12時40分に再開されます。

Ryuou20210721010124 11時42分、久保九段は△8二玉と美濃囲いに入城しました。前例は7局と少ないながら久保九段にとって経験のある形で、2000年11月21日に、第26期棋王戦挑戦者決定トーナメントの谷川浩司九段戦で指しています。いまから20年と9ヵ月前の将棋で当時六段だった久保九段ですが、その将棋を覚えているでしょうか。なお、その対局では図から▲3五歩に△3二金とした久保六段が勝っています。

Photo_21 (久保九段は20年以上前に指した将棋を覚えているかどうか)

すでに決勝トーナメント準決勝には、永瀬拓矢王座(1組優勝)、藤井聡太王位・棋聖(2組優勝)、梶浦宏孝七段(4組優勝)の3人が進出を決めており、本局の勝者が最後のベスト4進出者となりますが、本局で久保九段と八代七段のどちらが勝ったとしても、今期の挑戦者は本棋戦での七番勝負初登場が決まっています。豊島将之竜王への挑戦権を得るのは、果たして5人のうちどの棋士になるでしょうか。

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Ryuou20210721010121 図は11時過ぎの局面。八代七段が▲5七銀と上がったところです。先手はこのあとさまざまな作戦が可能ですが、八代七段はどういった構想を練っているでしょうか。作戦が注目されます。

Photo_19 (八代七段はどういった作戦を採るか)