先手番の丸山九段が得意の角換わりを目指し、広瀬八段が受けて立ちました。本局、△5四銀(42手目)の局面は最新のテーマ図で、先手は▲4五桂か▲6七銀かの分岐点です。いきなり攻めかかる▲4五桂は激しく、藤井聡太竜王が最近のタイトル戦でも指している形になります。本譜は丸山九段が▲6七銀を選び、△5五銀▲3五歩△同歩▲5六銀(47手目)と進みました。
相手の動きを利用するように、一度引いた銀をぶつけるのが面白い味です。丸山九段も広瀬八段も先手を持って経験がある形で、両者の深い研究が見られそうです。
先手番の丸山九段が得意の角換わりを目指し、広瀬八段が受けて立ちました。本局、△5四銀(42手目)の局面は最新のテーマ図で、先手は▲4五桂か▲6七銀かの分岐点です。いきなり攻めかかる▲4五桂は激しく、藤井聡太竜王が最近のタイトル戦でも指している形になります。本譜は丸山九段が▲6七銀を選び、△5五銀▲3五歩△同歩▲5六銀(47手目)と進みました。
相手の動きを利用するように、一度引いた銀をぶつけるのが面白い味です。丸山九段も広瀬八段も先手を持って経験がある形で、両者の深い研究が見られそうです。
藤井聡太竜王への挑戦を目指す第35期竜王戦決勝トーナメント、7月14日(木)は丸山忠久九段(1組3位)と広瀬章人八段(2組優勝)の一戦を中継します。丸山九段は七番勝負登場を含めて竜王戦での実績抜群、広瀬八段は第31期の竜王です。対局は東京・将棋会館で10時開始。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。
インターネット中継は棋譜・コメント入力を玉響、ブログを文が担当します。
【主催:読売新聞社】
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/
【特別協賛:野村グループ】
https://www.nomura.com/jp/
【協賛:東急グループ】
https://tokyugroup.jp/
【協賛:UACJ】
https://www.uacj.co.jp/
【協賛:あんしん財団】
https://www.anshin-zaidan.or.jp/
71手まで、高見泰地七段が森内俊之九段を下しました。終局時刻は19時47分。消費時間は、▲高見4時間1分、△森内4時間3分。勝った高見七段は次戦で佐藤天彦九段(1組2位)と対戦します。
19時38分の局面。
寄せ合いに入っていますが、先手玉の右側が広いのに対して、後手玉は壁形。形勢は先手勝勢と見られています。
時刻は17時を回りました。
局面は激しい攻め合いに進んでいます。上図で後手からは次に△7七角と王手金取りをかける狙いが見えています。しかし、高見七段は構わず▲8四桂(下図)と攻めました。この手が王手金取りの狙いよりも厳しい攻めになっています。下図から△7七角▲5八玉△9五角成には、▲7二桂成△同金▲5三銀△6一玉▲9一飛で先手大優勢です。現局面は先手優勢と見て間違いなさそうです。