カテゴリ「第35期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2022年7月14日 (木)

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先手番の丸山九段が得意の角換わりを目指し、広瀬八段が受けて立ちました。本局、△5四銀(42手目)の局面は最新のテーマ図で、先手は▲4五桂か▲6七銀かの分岐点です。いきなり攻めかかる▲4五桂は激しく、藤井聡太竜王が最近のタイトル戦でも指している形になります。本譜は丸山九段が▲6七銀を選び、△5五銀▲3五歩△同歩▲5六銀(47手目)と進みました。

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相手の動きを利用するように、一度引いた銀をぶつけるのが面白い味です。丸山九段も広瀬八段も先手を持って経験がある形で、両者の深い研究が見られそうです。

本局の観戦記は小暮克洋さんが担当します。今日の読売新聞朝刊に掲載されている観戦記は、4組ランキング戦決勝の中村修九段ー大橋貴洸六段戦。勝負どころの判断で明暗が分かれた場面が描かれています。こちらは飯島栄治八段が執筆しました。

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藤井聡太竜王への挑戦を目指す第35期竜王戦決勝トーナメント、7月14日(木)は丸山忠久九段(1組3位)と広瀬章人八段(2組優勝)の一戦を中継します。丸山九段は七番勝負登場を含めて竜王戦での実績抜群、広瀬八段は第31期の竜王です。対局は東京・将棋会館で10時開始。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。

インターネット中継は棋譜・コメント入力を玉響、ブログを文が担当します。

【主催:読売新聞社】
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/

【特別協賛:野村グループ】
https://www.nomura.com/jp/

【協賛:東急グループ】
https://tokyugroup.jp/

【協賛:UACJ】
https://www.uacj.co.jp/

【協賛:あんしん財団】
https://www.anshin-zaidan.or.jp/

2022年7月 8日 (金)

202207087171手まで、高見泰地七段が森内俊之九段を下しました。終局時刻は19時47分。消費時間は、▲高見4時間1分、△森内4時間3分。勝った高見七段は次戦で佐藤天彦九段(1組2位)と対戦します。

2022070861_218時、図の局面で森内九段が59分使って夕食休憩に入りました。消費時間は▲高見3時間38分、△森内3時間21分。夕食の注文は、高見七段が「肉豆腐山椒弁当・きのこ」(鳩やぐら)、森内九段が「サバの山椒焼き弁当」(鳩やぐら)。対局は18時40分に再開します。

Img_1729 夕食休憩中の対局室。

Img_1730 夕食休憩時の盤面。

Img_1732 夕食休憩までの棋譜。

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2022070861時刻は17時を回りました。
局面は激しい攻め合いに進んでいます。上図で後手からは次に△7七角と王手金取りをかける狙いが見えています。しかし、高見七段は構わず▲8四桂(下図)と攻めました。この手が王手金取りの狙いよりも厳しい攻めになっています。下図から△7七角▲5八玉△9五角成には、▲7二桂成△同金▲5三銀△6一玉▲9一飛で先手大優勢です。現局面は先手優勢と見て間違いなさそうです。