カテゴリ「第35期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2022年7月 8日 (金)

2022070851図は15時30分過ぎの局面。
後手の攻めをうまくしのいだ高見七段が、攻防の角を打って反撃に転じました。森内九段はここで時間を使っています。

Img_1652 守勢に回り連続長考となっていた高見七段だが、相手の攻めをかわす好手順から反撃に転じた。

2022070838図は13時30分頃の局面。
2~3筋の戦いが一段落ついて互いに駒組みを進めていましたが、後手の森内九段が再び動きを見せました。△9五歩(図)と突っかけて、以下▲同歩に△9七歩と垂らしています。▲9七同香には△7七角成▲同玉(▲同角や▲同桂は△8七飛成)に△9八金とする派手な手段も見えるところで、先手は慎重な対応が求められています。

Img_1692 森内九段が積極的な姿勢で主導権を握っている。

Img_1698 高見七段はどこで反撃に転じるか。

Img_1685 再開時刻の5分ほど前に森内九段が戻って来た。

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Img_1694 再開の1分ほど前に戻った高見七段。気迫のこもった表情で盤をにらみつけていた。

Img_1705 対局が再開されたが、森内九段が引き続き時間を使っている。

202207083512時、図の局面で森内九段が16分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲高見1時間19分、△森内29分。昼食の注文は、高見七段が「肉豆腐山椒弁当・糸こんにゃく」(鳩やぐら)、森内九段が「チキンカツ定食」(ふじもと)。対局は12時40分に再開します。

Img_1683 昼食休憩中の対局室。

Img_1681 昼食休憩時の盤面。

2022070826図は10時30分頃の局面。
森内九段が早くも仕掛けていきました。▲3五同歩ならば、機を見て△2四飛とぶつける筋が生じます。高見七段はここで腰を据えて考えています。

Img_1643 森内九段が機敏な動きを見せた。

Img_1657 森内九段の振り歩先で行われた振り駒は「と金」が3枚。先手番は高見七段に決まった。

Img_1670 高見七段の初手は▲2六歩。

Img_1674 森内九段は△8四歩と応じた。

202207082410時20分過ぎの局面。
戦型は相掛かりに。後手が△7四飛と縦歩取りに動いた局面で高見七段が時間を使っています。

2022年7月 7日 (木)

藤井聡太竜王への挑戦を争う第35期竜王戦決勝トーナメントから、森内俊之九段(2組2位)-高見泰地七段(3組優勝)戦をお送りします。両者は初手合いです。
森内九段は第16期と26期の竜王。決勝トーナメントの出場は竜王位を奪取した第26期以来、9期振り12回目。高見七段は第27期以来、8年振り2回目の決勝トーナメント出場です。
対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。

【主催=読売新聞社】
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【特別協賛=野村ホールディングス株式会社】
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【協賛=東急グループ】
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【協賛=株式会社UACJ】
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【協賛=一般財団法人あんしん財団】
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中継は棋譜送信を牛蒡、本ブログを八雲が担当いたします。
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2022年7月 6日 (水)