カテゴリ「第32期竜王戦決勝トーナメント」の記事
2019年7月24日 (水)
2019年7月23日 (火)
感想戦
終局直後
終局直後、主催紙から両対局者にインタビューが行われました。まずは豊島名人から。
――本局を振り返ってください
豊島 序盤、待つ展開になりましたが、4筋の位が大きく、模様が悪いように思っていました。夕食休憩のあとはちょっとよく分からない展開が続きました。
――公式戦3度目の対戦となった藤井七段の印象はどのように感じられましたか
豊島 序盤でゆっくり指され、苦労の多い将棋になったように思いました。こちらが序盤で失敗しているのかもしれないです。
――次は準決勝で渡辺明三冠と対戦します
豊島 体調に気をつけて、しっかりと調整して臨みたいと思います。
――本局を振り返ってください
藤井 動いていく展開になりましたが、的確に対応されてしまったように思います。
――具体的な反省点はありますか
藤井 77手目に▲5五歩と動いていきましたが、その周辺で読みが足りていなかったように思います。
――豊島名人の印象はいかがですか
藤井 本局は駒がぶつかってからの精度の差が出てしまいました。そのあたりが今後の課題のように思います。
――来期に向けて
藤井 また力をつけて、頑張りたいと思います。
豊島名人がベスト4進出
146手まで、豊島名人が勝ちました。終局時刻は22時48分。消費時間は▲藤井4時間59分、△豊島4時間59分。勝った豊島名人はベスト4に進出し、次戦で1組ランキング戦優勝の渡辺明三冠と戦います。