カテゴリ「第32期竜王戦決勝トーナメント」の記事 
2019年6月28日 (金)
再開後の一手は▲5九角
18時40分になって対局再開。近藤六段はさらに31分考えて▲5九角と角を合わせました。棋士室では代えて▲7八玉は検討に上がっており、先手がうまくいかなかったとのことでした。
大盤解説会が始まる
夕食休憩時の対局室
夕食休憩
図の局面で近藤六段が11分考えて夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲近藤3時間10分、△藤井3時間31分。夕食時の注文は藤井七段がイレブンのバターライス(マッシュルーム抜き)。近藤六段がやまがそばの天盛りそば。対局は18時40分に再開されます。
図の▲5九角に、藤井七段はほぼ時間を使うことなく△5九角成と角交換し、▲同竜に再度△7七角と角を打ち込みました。そこで▲6八角の再度の合わせには、今度は角交換以外の手を選ぶことになりそうです。











図は17時20分ごろの局面。現局面から▲8六歩△7七桂成▲同金で難しいと見られていましたが、そこで△6五歩が検討で示されると、そこで先手にいい攻めが見当たらないと話され始めました。△6五歩は▲6四香を許すだけに指しにくそうな手ではありますが、玉の守りの薄い先手は駒を渡す攻めを選びづらく、有力のようです。
16時45分、図の局面で棋士室に村山慈明七段が来訪。本局の新聞観戦記解説を務めます。

近藤六段は予想されていた▲6八玉ではなく、▲8九同玉と成香を取り払う順を選択。これを見た稲葉八段は「取った!」と驚きの声を上げました。


