16時45分、図の局面で棋士室に村山慈明七段が来訪。本局の新聞観戦記解説を務めます。

（村山慈明七段。今年度から関西所属棋士となった）

「本局は近藤六段が得意にしている形で、さらに雀刺しで１筋を攻める工夫を見せられました。恐らく作戦だった思いますが、藤井七段の52手目の△８六歩がいいタイミングの突き捨てで、気づきませんでした。あのタイミングで△８六歩はさすがだなと思いましたね。先手は竜は作れましたが後手に攻め込まれていますし、本局を見たかぎりでは今後、この端攻めの形が流行するようには思わないです。形勢は分かりませんが、現局面は攻めている後手をもってみたいです」（村山七段）