カテゴリ「第29期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2016年6月30日 (木)

__kifu_for_windows_pro_v6_64_03___818時40分、対局が再開された。永瀬六段は▲7四歩に桂を逃げずに△8九飛と打つ。△4九角までの詰めろなので、先手は自陣に手を入れることになる。
阿部は△8九飛に▲7九飛と合わせた。
 

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▲7四歩に永瀬六段が29分使って夕食休憩に入った。消費時間は▲阿部健七段3時間50分、△永瀬六段2時間58分。夕食の注文は阿部健七段が「すき焼き重」(みろく庵)、永瀬六段が「特上にぎり(さび抜き)」と「納豆巻き」。対局は18時40分に再開される。

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Dsc_0110 (▲7四歩と打った局面で夕食休憩)

Dsc_0111 (夕食休憩中の特別対局室)
 

__kifu_for_windows_pro_v6_64_03___6△7五歩に対して▲7四歩△同歩▲5六角と打った図の局面。後手の△7五歩は誘いのスキか、真のスキだったか。先手が角を手放したことで、局面は一気に激しくなりそうだ。▲5六角に△8四飛▲同飛△同歩▲7四歩△8五桂▲6五桂が進行の一例。

Dsc_0089 (後手陣に襲い掛かった阿部健七段。攻めは決まるのか)
  

__kifu_for_windows_pro_v6_64_03___5自陣の駒を動かしていた両対局者だったが、永瀬六段は△7五歩と突いて、7筋の位を取った。△5六角から△7六歩が攻めの狙い筋。しかし自身の桂頭でもあり怖い手だ。
後手が△7五歩と突いたことで、千日手の可能性は少なくなった。
 

__kifu_for_windows_pro_v6_64_03___449手目▲4八玉から△4二金▲5八玉△3二金と進んだ。1度目の同一局面が出現した。
中継室では千日手の可能性もあると話されている。

Dsc_0084 (後手番の永瀬六段。残り時間も1時間以上多く残しており、千日手は歓迎だろうか)
 

__kifu_for_windows_pro_v6_64_03___3図は4二の銀を△5一銀引とした局面。後手の永瀬六段は待ちの姿勢だ。先手の阿部健七段はどこから動くか。▲5六角と打って、▲7五歩から攻める手段は考えられるが……。
消費時間は▲阿部健七段2時間39分、△永瀬六段1時間45分。

Dsc_0078 (後手の永瀬六段は先手の攻めを待つ姿勢だ)
 

__kifu_for_windows_pro_v6_64_03___2図は▲2六飛に永瀬六段が△2五歩と飛車交換を拒否した局面。△2六同飛▲同歩と飛車交換は、先手に▲2一飛や▲2七銀という手段が残る。
消費時間は▲阿部健七段2時間4分、△永瀬六段1時間28分。

Dsc_0045 (飛車交換を拒否された阿部健七段。今後、どのような手段を繰り出すか)
   

Dsc_0050 (本日の読売新聞朝刊。大川慎太郎さんによる観戦記、ランキング戦6組決勝の▲青嶋未来五段-△中田功七段戦が掲載されている。本局の観戦記は相崎修司さんが担当する)

本局は囲碁・将棋チャンネルの「将棋プレミアム」で生中継されている。18時30分からは横山泰明六段が解説を務める。
 
【将棋プレミアム】
https://www.igoshogi.net/shogipremium/live/