カテゴリ「第29期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2016年7月 1日 (金)

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戦型は相矢倉になりそうでしたが、後手の△8五歩は急戦の予感。持久戦にするには不急の一手とされています。

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10時50分頃の局面。▲7九角までの消費時間は▲青嶋3分、△中座22分。

中座七段は、左美濃急戦を選択しました。自玉の堅さと攻めの破壊力を持ち合わせているとして、現在注目されている作戦です。

Dsc_0591 (記録係が定刻である10時になったと告げ、両者が礼をして、対局が始まった)

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(青嶋五段の初手は▲7六歩)

Image_16_2(中座七段の2手目は△3四歩)

戦型は矢倉模様となっています。



第29期竜王戦決勝トーナメント(読売新聞主催)より、4組優勝の中座真七段-6組優勝の青嶋未来五段戦を中継いたします。2度目の決勝トーナメントを戦う中座七段の経験と、6組初参加で初優勝を果たした青嶋五段の若さ、どちらが上回るでしょうか。

対局は東京・将棋会館で7月1日(金)10時開始です。勝者は次戦で1組5位の豊島将之七段と対局します。

本局は囲碁・将棋チャンネルの「将棋プレミアム」で9時55分から生中継されます。18時30分からは中村太地六段による解説が行われます。

中継は棋譜・コメント入力を文が、ブログを独楽が担当いたします。

【ニュース速報:読売新聞(YOMIURI ONLINE)】
http://www.yomiuri.co.jp/

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(東京・将棋会館は曇天。湿度の高い蒸し暑い天気だ)

2016年6月30日 (木)

Dsc_0126 (投了の局面のまま、しばらく口頭でのやりとりが続いた)

Dsc_0131 (難敵を倒し、次の戦いに駒を進めた阿部健七段)

Dsc_0144 (敗れた永瀬六段)

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Dsc_0196 (22時56分、感想戦は終了した)

次回の決勝トーナメント中継は明日(7月1日)、中座真七段(4組優勝)-青嶋未来五段(6組優勝)戦が行われます。どうぞお楽しみに。ご観戦ありがとうございました。 

 

__kifu_for_windows_pro_v6_64_03__11図は▲3五香と先手が打った局面。現状は先手の桂香得で攻めは止まらない。▲2一馬△同竜に▲3二桂成の狙いがある。中継室の形勢判断は先手優勢。

Dsc_0029 (優勢の局面を築いた阿部健七段)
    

__kifu_for_windows_pro_v6_64_03__10「△5四角が味のいい一着に見えました。▲4二桂成△同銀▲8七金打を防ぎつつ、△7六歩と突いたときに▲6五桂と跳ねられる手も消しています。また△2七歩成も狙っていますね。ただ▲3六歩が手筋です。△同竜は▲3七金△2五竜▲4二桂成△同銀▲2四金が予想されます。△3六歩の局面は、まだいい勝負です」と八代弥五段。

Dsc_0122 (本局の読売新聞観戦記の解説を務める八代五段)

Dsc_0119 (佐藤康光九段と検討する八代五段)
 

__kifu_for_windows_pro_v6_64_03___9▲3四桂に対して、永瀬六段がすぐに△5四角と打ったのが、図の局面。後手は△2七歩成からの突破を目指す。
現状は先手の桂得だが、自陣に打った飛車が使いにくい。

Dsc_0116 (19時30分、中継室からの風景)