カテゴリ「第26期竜王戦七番勝負第3局」の記事 Feed

2013年11月 8日 (金)

20131108_ba1(佐藤秀七段と村山六段が検討している△8六歩に▲5九香では△8八角成▲同角△8七歩成がうるさいという。そこで、△8六歩に▲6五竜と引っ張ってどうか。後手は△6四金とするか、△8八角成とするかで悩ましい)

20131108_ba2(色紙に揮毫する加藤九段。最近は「棒銀健在」、「棒銀五十三年」、「棒銀無敵」の他に、この「龍王」もお気に入りとのこと。
「今月末に将棋世界Specialの第4弾としてムックを出します。秘蔵写真や名局紹介、対談など内容盛りだくさん。十段戦の話もあります。123の質問コーナーもあって、私は懇切丁寧にお答えいたしました。7、8種類の色紙も写真で紹介していますよ」と話しながらポーズをとった)

20131108ryuou_72図の72手目△5五同角の局面で森内名人が21分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲森内6時間13分、△渡辺4時間38分。
現局面は▲飛桂香△金の交換で先手が大きな駒得です。ただし、後手の主張は、堅陣で一方的に攻めていることと、先手は歩切れであることにあります。先手は歩切れであるために、図の△5五同角の単純な銀取りが受けにくい。先手に歩があれば▲6六歩と止められるところです。控室では▲9七角や▲7九角が示されています。

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イベント出演棋士の佐藤秀司七段が控室へ。「封じ手の局面は▲5八香も考えられましたが、やりにくいと思いました。▲7三馬なら本譜のように総交換になるかなと思っていました。▲5六銀の局面ですが、私は普段なら先手の方を持つことが多いです。ただ、指し手が楽なのは後手ですね」と局面を解説します。佐藤秀七段と検討する中田功七段は「局面が収まると後手まずいです。それはつまり、先手が▲7六金から▲7七銀と壁銀を解消されてしまうことですから」と話します。二人が解説した後、渡辺竜王が△7三角と打って攻めの継続を目指しました。
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創業150年の歴史を持つ大丸別荘。館内には著名人の色紙が飾られていました。

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20131108_ac3_2 (中央に見覚えのある書が)

20131108_ac2 (王将、棋聖時代の佐藤康光九段による書)

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二日市温泉は1300年以上の歴史があります。温泉地には公衆浴場もあります。

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20131108_a7 (湯町公民館。大丸別荘も筑紫野市湯町にある。まさに温泉の街だ)

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20131108_a9 (夏目漱石の歌碑「温泉(ゆ)のまちや 踊ると見えて さんざめく」)

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