(50手目△4四歩を見て)△4四歩でしたか。 △4六歩からの一連の手順は昔、「歩をバックさせる手筋」と呼んでいました。
▲3四歩は早かったですね、名人には△4四歩が想定内だったのでしょう。 先手は3筋の位を取りました。 これは△4三銀左の一手です。 △4五歩は▲同桂△同銀左▲同銀△同銀▲5五角(参考図)で王手銀取りになります。
(50手目△4四歩を見て)△4四歩でしたか。 △4六歩からの一連の手順は昔、「歩をバックさせる手筋」と呼んでいました。
▲3四歩は早かったですね、名人には△4四歩が想定内だったのでしょう。 先手は3筋の位を取りました。 これは△4三銀左の一手です。 △4五歩は▲同桂△同銀左▲同銀△同銀▲5五角(参考図)で王手銀取りになります。
畠山成七段のチャット解説を図面入りで紹介します。
(封じ手の局面から)ここで後手どうやるのか、ぱっと見は、△2七角や△3五歩ですが。 ここで△7五歩▲同歩△6六歩もありそうですが、それだと先手も▲1五歩△同歩▲1三歩(参考1図)と攻め合ってどうでしょうか。
△3五歩は▲1五歩△同歩▲4五銀△同銀▲同桂と進み、後手が嫌か。 △4四銀なら▲8三銀△9三飛▲8二角成(参考2図)で▲8一馬から▲3四桂の狙いがあります。
(若葉)
定刻9時、有吉道夫九段の立会いのもとで封筒が開封され、第23期竜王戦第4局の2日目が始まった。
注目の封じ手は、渡辺竜王の伸ばした歩を払う▲4六同角。
控え室で井上慶太八段が笑顔で一言、「外れました。」
(若葉)
第23期竜王戦の第4局は、本日9時に再開される。
昨日の増田裕司六段のチャット解説にもあったように、今後の展開を占う上で非常に重要な局面での封じ手となっている。羽生善治名人の再開後の指し手に注目が集まる。棋界最高峰の対局を本日もお楽しみ下さい。
(若葉)
増田六段
「羽生名人の(47手目)▲3五歩は前例が1局で渡辺竜王の研究をかいくぐったかに見えましたが長考で指された△4六歩が格調高いさすがの1手。ここ数手が勝敗に直結する大事な局面で両者の指し手が非常に興味深いです。
明日の展望ですがまず封じ手は何か?次に羽生名人がうまく局面を打開できるかそれとも渡辺竜王が棋風通りの手厚い受けで抑え込むかが最大の注目です。封じ手予想は▲2四歩です。△同歩に▲2八飛でどうなるかと思いました。
総合的な形勢判断ですが私は攻め将棋なので羽生名人の先手を持ちたいです。羽生名人52渡辺竜王48と見ます。」
(若葉)