▲3八金(図)に対して佐藤九段が8分使ったところで正午になり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲広瀬54分、△佐藤23分。昼食の注文は、ともに「豚生姜焼き弁当」(鳩やぐら)です。対局は12時40分に再開されます。
2022年8月の記事
2022年8月 5日 (金)
1局の前例に合流
戦型は角換わり相腰掛け銀
対局開始
開始前の様子
準決勝:佐藤天彦九段-広瀬章人八段戦

藤井聡太竜王への挑戦権を争う第35期竜王戦決勝トーナメントは、いよいよ佳境を迎えています。8月5日(金)は、準決勝の2局目、佐藤天彦九段(1組2位)-広瀬章人八段(2組優勝)戦が行われます。過去の対戦成績は佐藤九段9勝、広瀬八段8勝です。本局の勝者は、山崎隆之八段(1組4位)と挑戦者決定三番勝負を戦うことになります。対局は東京・将棋会館「高雄」で10時開始。持ち時間は各5時間。先後は振り駒によって決定されます。
本局の中継は、将棋連盟ライブ中継の棋譜コメントを生姜、ブログを睡蓮が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
【竜王戦 : 読売新聞オンライン】
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【特別協賛=野村ホールディングス】
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2022年8月 1日 (月)
感想戦
終局直後
山崎八段が挑戦者決定三番勝負に
山崎八段が永瀬王座に勝ち、第25期以来となる2度目の挑戦者決定三番勝負進出を決めました。終局時刻は21時32分。消費時間は、☗永瀬4時間46分、☖山崎4時間35分。


上図は10時45分過ぎの局面です。角換わり相腰掛け銀の将棋になりました。どちらも長くは手を止めることなく指し進めています。▲4五歩の局面の前例は、先々月に指された第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局、▲永瀬拓矢王座-△藤井聡太棋聖戦だけ。そちらは以下△8六歩▲同銀△6五銀という進行でしたが、佐藤九段は8筋の突き捨てを保留して単に△6五銀(下図)とぶつけました。



















図は△8七飛成▲5六玉に、△6七銀と打ったところです。気づきにくい寄せで、▲4六玉に△5六金!があります。以下▲同金△同銀成▲同玉△5四金で必至、▲3七玉は△5五金で急所の金を取れば勝勢です。