2022年8月 5日 (金)

戦型は角換わり相腰掛け銀

20220805a上図は10時45分過ぎの局面です。角換わり相腰掛け銀の将棋になりました。どちらも長くは手を止めることなく指し進めています。▲4五歩の局面の前例は、先々月に指された第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局、▲永瀬拓矢王座-△藤井聡太棋聖戦だけ。そちらは以下△8六歩▲同銀△6五銀という進行でしたが、佐藤九段は8筋の突き捨てを保留して単に△6五銀(下図)とぶつけました。

20220805b

Dsc_37661 (広瀬八段。3八金型から4筋の位を取るという前例の少ない指し方を採用した)

Dsc_38261 (対する佐藤九段も研究済みか、わずかな考慮時間で前例を離れる手を指した)