2021年8月 6日 (金)

棋士室の見解

2021080668棋士室では新聞解説を担当する村田顕弘六段が、初手から上図までを振り返っています。
「藤井さんの作戦が秀逸で、後手が早い段階から指しやすくなっていると思います。八代さんは▲3五銀(43手目)から攻めを目指しましたが、この動きは脇が甘くなりやすく、△6四角(46手目)の反撃で少し困っているのかもしれません。▲7六歩に△5六歩(上図)が感触のいい伸ばしです。角の利きを通し、次に△7五歩▲同歩△同飛で、3五の銀取りと△7六歩の桂取りを狙えます」(村田顕六段)

Img_2402(村田顕六段)