2021年7月の記事
終局直後の様子
永瀬王座が勝利
▲永瀬-△梶浦戦は123手で永瀬王座が勝ち、挑戦者決定三番勝負進出を決めました。終局時刻は22時17分。消費時間は、▲永瀬4時間54分、△梶浦4時間59分(持ち時間は各5時間)。
先手が勝勢に
▲6六同金に梶浦七段は△7四歩。すかさず▲6四桂と打たれて攻守が入れ替わってしまったようです。以下△6一玉▲5三桂△同金▲7三銀と進み、先手が勝勢になったようです。
先手玉に迫る
後手の梶浦七段が猛追し、先手玉に迫っています。うまい攻めや寄せはあるのでしょうか。残り時間は▲永瀬15分、△梶浦27分です。
後手挟撃形も…
図は△8七金▲6七玉に△3七角成と後手が銀を取ったところです。後手は懸命な順で挟撃形を築きましたが、持ち駒が銀1枚では攻めが細いかもしれません。
玉頭戦
激しい戦いが続いています。△5五角(1図)以下、▲7七歩△同桂成▲同金上△8五桂(2図)と後手が執拗に先手の玉頭を攻めています。後手は角筋を生かして攻めを続けることができるのでしょうか。
両者とも残り1時間を切る
時刻は20時30分を回りました。両者の残り時間は1時間を切っています。先手の永瀬王座は▲7七歩(図)と合わせて受けに回り、後手の攻めを余しにいく方針のようです。△6五歩には▲7六金と歩を払うことができます。先手玉の嫌みである2枚の歩を巡る攻防になっています。
激しい攻防
現在、時刻は20時を回ったところです。1図から△7六桂▲同銀△5七銀不成▲同金△7六歩▲6六金に△8六歩(2図)まで進んでいます。
梶浦七段は△5七銀不成と銀を捨てて先手玉を薄くし、▲6六金に△8六歩(2図)と垂れ歩で先手玉に嫌みをつけました。後手は△8四飛と走るタイミングを見計らって攻めをつなげたいところです。
先手は受けによく利いている下段の竜が大きな存在です。玉頭のキズをうまくケアしながら反撃に転じたいところでしょう。形勢は難しく、見応えのある激戦が展開されています。
長期戦の様相に
△4一角以下、実戦は▲2九竜△7六歩▲同銀△1三桂▲2一歩成△2五歩(図)と進んでいます。
先手は竜を自陣に引き揚げ、長期戦の様相に。先手はどこかで▲4六銀と銀を活用する手、後手はいいタイミングで△2三角と活用する順を見ているかもしれません。