2021年6月の記事

2021年6月25日 (金)

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図は▲6五竜に△同歩と取った局面です。飛車と桂の交換で、後手が駒得になりました。形勢は後手がよくなったと見て間違いないでしょう。また△6五同歩で、馬が自陣まで利いてきました。

Dsc_0127(駒得で局面をリードした青嶋六段)

 

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図は▲2三飛成と先手が竜を作った局面です。折田四段の残りは26分と少なく、対して青嶋六段は2時間以上、残っています。先手は竜を作ったものの、後手は5六にと金が居て、形勢はまだ互角の範疇でしょう。

Dsc_0209(19時10分頃、千駄ヶ谷を鉛色の空が覆っている)

 

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▲5八歩に青嶋六段が4分使って、18時になり夕食休憩に入りました。消費時間は▲折田四段4時間17分、△青嶋六段2時間32分。対局は18時40分に再開されます。

夕食の注文は青嶋六段がオムハヤシ(LAITIER)、折田四段がもやしそば(紫金飯店)でした。

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図は54分の考慮で▲3七桂と跳ねた手に対して、青嶋六段が3分の消費時間で△5四飛と走ったところです。△5四飛までの消費時間は、▲折田四段3時間38分、△青嶋六段2時間3分で、差がついてきています。先手は右桂の働きに期待、後手は大駒が活躍できるかどうかがカギになりそうです。

Dsc_0109(折田四段は穴熊の堅陣で暴れることができるかどうか)

 

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後手が△5五歩と仕掛けて、▲同歩に△4五歩としたのが図の局面。次に△5五飛(▲同角は△同角が王手飛車)や△5五角のさばきを狙います。▲8八銀とハッチを締められる前に、後手の青嶋六段が積極的に動いていった格好です。

Dsc_0130(中央から動いた青嶋六段)