2021年6月の記事

2021年6月29日 (火)

20210629f相穴熊となり、図から梶浦七段が▲9六歩と突き上げて戦いが始まりました。以下△同歩▲同銀△6四歩▲3五歩△6五歩▲同歩△7七角成▲同金寄(下図)が実戦の進行。先手は▲3四歩の取り込みや▲9四歩(△同香には▲9五歩で香を捕獲)が楽しみになっています。後手は握っている手番をどう生かすでしょうか。

20210629g

Ka(梶浦七段。前期は旋風を巻き起こし、挑戦者決定戦進出まであと1勝と迫った)

Saikai1(12時37分の特別対局室。このときは青嶋六段だけが戻っていた)
Saikai2

Saikai3(鋭い視線を飛ばす)Saikai4_2(梶浦七段は12時40分を少し過ぎてからの入室だった)Saikai5_2(戻ってきてからすぐには指さず、じっと考え込む)Saikai6(再開後の1手は▲7八金。穴熊を完成させた)

20210629j
12時、図の局面で梶浦七段が9分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲梶浦39分、△青嶋六段1時間2分。昼食の注文は梶浦七段が「上・親子丼」(ほそ島や)、青嶋六段が「日替わりパスタ(メカジキとオリーブのトマトソースパスタ)」(アンフォラ)です。対局は12時40分から再開されます。

20210629i
図は11時頃の局面。青嶋六段は四間飛車を採用しました。すでに▲9八香を浮いていることから、梶浦七段は居飛車穴熊に組みそうです。持久戦調のじっくりとした戦いが予想されます。

Aosima(青嶋六段。折田四段戦に続いての四間飛車採用だ)


10時になり、対局が開始されました。Tokutai1_2 (梶浦七段)

Tokutai2 (青嶋六段)

Tokutai3_3(振り駒の模様。結果は「歩」が3枚で梶浦七段の先手番に決定)

Tokutai4(開始前の模様。観戦記は高野秀行六段が担当する)

おはようございます。第34期竜王戦(主催:読売新聞社)決勝トーナメント2回戦、梶浦宏孝七段(4組優勝)-青嶋未来六段(5組優勝)の一戦をお送りします。
対局は6月29日(火)に東京・将棋会館「特別対局室」で行われ、10時開始。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定されます。勝者は次戦で佐藤天彦九段と対戦します。

本局の中継は棋譜コメントが睡蓮、本ブログを康太が担当します。よろしくお願いいたします。

主催=読売新聞社
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/

特別協賛=野村ホールディングス株式会社
https://www.nomura.com/jp/

協賛=東急グループ
https://tokyugroup.jp/

協賛=株式会社UACJ
https://www.uacj.co.jp/

協賛=旭化成ホームズ株式会社
https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/index.html/

協賛=一般財団法人あんしん財団
https://www.anshin-zaidan.or.jp/

2021年6月25日 (金)

Dsc_0232

Dsc_0239(勝った青嶋六段は、次戦で四段昇段同期(第56回奨励会三段リーグ戦で四段昇段)の4組優勝の梶浦宏孝七段と対戦します)Dsc_0247(敗れた折田四段は「じっと△5六歩(46手目)と伸ばされて……」と話していました)

Dsc_0255

Dsc_0250

本局の中継ブログの更新は以上で終了いたします。ご観戦ありがとうございました。

次回の竜王戦決勝トーナメントは、6月29日(火)、4組優勝の梶浦宏孝七段と本局の勝者、青嶋六段が対戦します。お楽しみに。

20210625h

図は後手玉が7三から△6四玉と逃げた局面です。攻められている9筋から遠ざかり、5六にと金が居て、捕まらない格好になりました。青嶋六段が優勢から勝勢にリードを拡大しています。