2018年11月24日 (土)

福知山市と福知山城

福知山市は京都府の北部、兵庫県との県境に位置し、1937年に京都府2番目の市として誕生しました。由良川流域の福知山盆地に開ける福知山市は、明智光秀が築いた城下町として、北近畿の商業の中心として栄えてきた地です。

福知山市

■福知山城■

福知山城は1579年頃、丹波を平定した明智光秀によって西国攻略に向けた拠点のひとつとして築かれた城です。光秀は、それまで横山城と呼ばれていた簡素な掻き上げ城拡充整備し、「福智山城」と改めました。以来、戦乱の時代にあって城主が交代する中、順次整備が進められ、1600年頃に近世城郭として完成しました。

丹波の山々に囲まれた盆地の中央にあり、背後を流れる由良川やその支流を天然の堀とし、丘陵を巧みに利用した要害であったと伝わっています。天守閣は、初期望楼型と呼ばれる古い様式で、内部も初期天守の特徴を持っています。

1873年の廃城令により石垣と一部の道構を除き大部分が取り壊されましたが、1986年に、市民の「瓦一枚運動」などにより天守閣が復元されました。

福知山城

福知山城

由良川
(福知山城のすぐ近くを流れる由良川)

音無瀬橋
(音無瀬橋)

市章
(福知山市の市章。頭文字の「福」にちなみ、9つの「フ」で表現している)