2018年10月の記事

2018年10月23日 (火)

18時、羽生竜王が60手目を封じました。

Dsc_3030 (羽生竜王の封じ手を待つ広瀬八段と立会人の桐山九段)

Dsc_3035 (羽生竜王が別室での封じ手を終えて対局室に戻る)

Dsc_3040 (封印の著名をする広瀬八段)

Dsc_3050 (羽生竜王が桐山九段に封じ手を渡して1日目が終わる)

Dsc_3062 (羽生竜王が駒をかたづけて一礼してから席を立つ)

本日の中継は以上となります。明日の再開は9時からとなります。明日の中継もお楽しみに。

Ryuou2018102301015918時0分、図の局面で羽生竜王が次の一手を封じました。封じ手の考慮時間は16分。1日目の消費時間は▲広瀬3時間24分、△羽生3時間59分。対局は明日9時に再開します。

控室の棋士の封じ手予想は全員一致で△7六同銀。ここは他の手は考えられないとのことです。
「△7六同銀には、▲7九桂や▲7七金が予想されます。後手の攻めがかなり細いですが、現代の将棋は細い攻めをつなげる技術が進化していますから、先手も油断はできません。明日は後手の攻め、先手の受けの図式で勝負が展開していくと思われます」(畠山鎮七段)

17時の控室では継ぎ盤で熱のこもった検討が行われていました。中田功七段と弟子の古賀悠聖三段が継ぎ盤を挟んでいました。
ちょうどそのころ、明日の大盤解説会を担当する畠山鎮七段と武富礼衣女流初段が控室に到着しました。大盤解説会場を下見しながら光の道まで歩いていき、幻想的な絶景を堪能しました。

Dsc_2950 (継ぎ盤で検討する中田功七段と弟子の古賀悠聖三段

Dsc_2964 (先手側を持つ中田功七段)

Dsc_2958 (後手側を持つ古賀三段)

Dsc_2985 (大盤解説会の打ち合わせを武富女流初段の師匠である中田功七段が見守る)

Dsc_2971_3 (光の道で記念撮影する畠山鎮七段と武富女流初段)

宮地嶽神社から光の道をまっすぐに進むと荒波で知られる玄界灘にぶつかります。海辺には宮地嶽神社の鳥居があり、海を背に山を見上げるとほんのうっすらですが、宮地嶽神社を臨むことができます。

Dsc_2915 (光の道の終点にある鳥居から玄界灘が臨める)

Dsc_2911 (14時過ぎの玄界灘。雲の隙間からかすかに明かりが差し込んでいた)

Dsc_2906 (海を背にして鳥居を見上げるとかすかに宮地嶽神社が見える)

Dsc_2912 (鳥居の上部中央に掲げられた宮地嶽神社の文字が彫られた石版)

14時55分頃、対局者におやつが運ばれました。注文は広瀬八段が「いちじくのタルト」と「宮地嶽神社エール(ジンジャーエール)」、羽生竜王が「松ヶ枝餅(2個)」と同じく「宮地嶽神社エール」です。
両者が注文した神社エールは、ジンジャーの香りと甘さが控えめで、大人から子どもまで楽しめるさっぱりとした味でした。

Dsc_0128 いちじくのタルト。

Dsc_0131 松ヶ枝餅。

Dsc_0129 神社エール。

13時30分、対局が再開されました。


Dsc_2869
(宮地嶽神社の巫女さんが対局者のお茶を出す)

Dsc_2871 (羽生竜王の待つ対局室に広瀬八段が後から戻る)

Dsc_2880 (広瀬八段のお盆におしぼりを置く巫女さん)

Dsc_2859 (眉間にしわを寄せる羽生竜王)

Dsc_2891 (表情を変えずに盤上を見つめる広瀬八段)

Dsc_2894 (両者とも前傾姿勢で盤上を見つめる)

Dsc_2801 (昼食休憩中の対局室の様子)

Dsc_2813 (昼食休憩時の局面。手前が広瀬八段側)

Dsc_2821 (広瀬八段の玉将。書体は菱湖)

Dsc_2825 (羽生竜王の王将。本局で使用されているのは児玉龍兒作の盛り上げ駒)

Dsc_2827 (記録係が指し手を記入している棋譜用紙)

Dsc_2833 (対局再開は13時30分から)

 

 

20181023a_212時30分、この局面で羽生竜王が12分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲広瀬1時間3分、△羽生2時間2分。昼食の注文は広瀬八段が「福津名物 鯛茶漬け」、羽生竜王が「地元穴子で作る 穴子重」です。対局は13時30分に再開します。

 Dsc_2800 (広瀬八段が注文した「福津名物 鯛茶漬け」

Dsc_2791 (鯛茶漬けは福津市の名物として知られる)

Dsc_2794 (羽生竜王が注文した「地元穴子で作る 穴子重」

Dsc_2798_2 (タレの甘辛い匂いが漂う穴子丼)

あらためて境内を歩いてみました。

Dsc_2772 (宮地嶽神社の全体図)

Dsc_2728 (おみくじを引く参拝者が多い)

Dsc_2747 (神社を守る狛犬)

Dsc_2767 (昨日も紹介した光の道。本日は天候が悪く参拝者が少ない)

Dsc_2754 (幻想的な光の道の写真。天候の関係もあり年に数日しかみることができない)

Dsc_3247 (宮地嶽神社の御朱印と御朱印帳)

宮地嶽神社は1年に十数日だけしか見ることのできない幻想的な景色に出会える場所です。JALのCMや映画の舞台になったことで一躍有名になり、パワースポットとして人気を博す観光地になっています。
宮地嶽神社は創建されて1600年以上が経つ歴史ある由緒正しき場所です。神功皇后を主祭神とし、勝村大神・勝頼大神を配祀しています。開運商売繁昌の神様として知られており、年間200万人以上の参拝者が訪れます。本殿のしめ縄は日本一の大きさを誇り、その重さは3トンです。毎年12月に人の手によって付け替えられています。

Dsc_2700 (本殿へ続く石の大鳥居)

Dsc_2703 (本殿の大しめ縄が顔をのぞかせている)

Dsc_2736 大しめ縄がシンボルの本殿

Dsc_2726 (日本一の大きさを誇る大しめ縄。重量は3トン)