自陣の駒を動かしていた両対局者だったが、永瀬六段は△7五歩と突いて、7筋の位を取った。△5六角から△7六歩が攻めの狙い筋。しかし自身の桂頭でもあり怖い手だ。
後手が△7五歩と突いたことで、千日手の可能性は少なくなった。
2016年6月の記事
2016年6月30日 (木)
千日手の可能性
後手は待機策
飛車交換拒否
本日の千駄ヶ谷
本局の観戦記は読売新聞で
(本日の読売新聞朝刊。大川慎太郎さんによる観戦記、ランキング戦6組決勝の▲青嶋未来五段-△中田功七段戦が掲載されている。本局の観戦記は相崎修司さんが担当する)
本局は囲碁・将棋チャンネルの「将棋プレミアム」で生中継されている。18時30分からは横山泰明六段が解説を務める。
【将棋プレミアム】
https://www.igoshogi.net/shogipremium/live/
12時40分 対局再開
昼食休憩
東京・将棋会館1階
(東京・将棋会館1階では、盤駒はもちろんのこと、各種グッズも販売されている)
(阿部健七段の著書。『四間飛車激減の理由』と兄弟子の三浦弘行九段との共著『三浦&阿部健の居飛車研究』も販売されている)
(永瀬六段の著書。『永瀬流 負けない将棋』)
書籍はいずれもマイナビ出版。
将棋グッズは日本将棋連盟オンラインショップでもご購入いただけます。
http://www.rakuten.co.jp/shogi/
好敵手
阿部健七段と永瀬六段は第45回奨励会三段リーグ戦で四段昇段を決めた。2009年10月プロ同期デビュー。棋士番号は永瀬六段276、阿部健七段が277。
(上からズラリと現役棋士が並ぶ第45回奨励会三段リーグ戦表)
阿部健七段は第41期新人王戦優勝。
永瀬六段は第43期新人王戦優勝、第2期加古川青流戦優勝。
永瀬六段は現在、第87期棋聖戦五番勝負で羽生善治棋聖に挑戦中。タイトル戦登場は永瀬六段が先ということになった。ただし七段昇段は阿部健七段が先行した。今期竜王戦2組2位で、来期の1組昇級が決まり、七段昇段となった。
両者の過去の対戦は1度ある。2013年6月に行われた第26期竜王戦ランキング戦4組決勝。
角換わり腰掛け銀になり永瀬五段(対局時)が86手で制した。