▲永瀬-△斎藤 構想力の勝負 ▲永瀬-△斎藤戦は力戦形、構想力を問われる戦いです。その発端は16手目△7四銀と21手目▲3六銀。互いに銀を繰り出す攻めを見せ、先手は▲7七金、後手は△4四角から△3三桂という突っ張った対応をした結果、見慣れない形が出現しました。 左図は14時ごろの局面。互いに駒を繰り替えて陣形整備を続けています。先手は8八までの入城ルートを確保しましたが、7筋の金銀が逆形。後手は菊水矢倉の形ながら、桂頭に不安があります。中盤戦に向けて一手一手が難しい将棋です。 (永瀬六段、朝の表情) (同じく斎藤六段)