（本局の読売新聞解説を担当する鈴木大介八段をまじえての感想戦）

（中終盤の競り合いを制した直後だけに、表情はまだ厳しいままだ）

（盤側の鈴木八段に話しかけながら感想戦を進める藤井九段）

（感想戦は23時20分に終了した）

次回竜王戦決勝トーナメント中継は７月24日（金）に行われます。
対戦カードは佐藤康光九段（１組４位）－永瀬拓矢六段（４組優勝）戦です。どうぞお楽しみに。
本日はご観戦ありがとうございました。

94手で永瀬六段が競り合いを制した。次戦で佐藤康光九段（１組４位）とベスト４進出を掛けて戦う。終局は21時４分、消費時間は▲藤井九段４時間40分、△永瀬六段４時間４分。

後手の永瀬六段がバッサリ竜を捨てて銀を入手した。▲５九同金に△４五銀と打って、▲３五玉は△３四歩▲４四玉に△５五銀で詰んでしまう。これは急転直下、後手が勝ち筋に入った。

図は▲５三と左と寄って後手玉に▲３二金△同金▲同と△同玉▲４三金以下の詰めろを掛けた手に対し、△５六角と打った局面。先手は玉を上に逃がすか下に逃がすか。後手はよい形でいったん詰めろをはずす必要がある。
いよいよクライマックス近しの雰囲気だ。

（と金２枚で後手玉に迫る藤井九段）

（遠見の角で攻める永瀬六段。かなり盤に近づいてきている。一方の藤井九段はゆっくりとお茶をすする）

▲６八歩と先手が手堅く打った局面。後手は５七の成銀が当たっていて忙しい。先手は手番が回れば▲８二飛～▲５三との楽しみがある。後手はこの忙しい状況をいかに打破していくのか。

（現状は急かされている状況の永瀬六段。いかに打ち破っていくか）

（19時なり対局が再開された。写真は19時頃、中継室からの風景）

（19時15分頃）

（まだ外は暗くなってはいない）

（△５七飛成と後手が竜を使った局面で夕食休憩）

△５七飛成に藤井九段が28分使って夕食休憩に入った。消費時間は▲藤井九段３時間31分、△永瀬六段３時間23分。対局は19時に再開される。
夕食の注文は永瀬六段がほそ島やのとろろせいろそば（大盛り）。藤井九段はなし。

 ほそ島やのとろろせいろそば（大盛り）。同じ物を注文し撮影しました。

（17時40分の特別対局室を映し出すモニター。永瀬六段は上着を脱いで考え込む。藤井九段は窓の外へ視線を向け、こちらも独特のスタイルで読みを入れている）