ニコニコ生放送では第27期竜王戦第2局の模様を完全生中継いたします。
【将棋】第27期竜王戦 七番勝負 第2局初日 森内俊之 竜王 vs 糸谷哲郎 七段|ニコニコ生放送
解説 森下卓九段
聞き手 安食総子女流初段
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【将棋】第27期竜王戦 七番勝負 第2局初日 森内俊之 竜王 vs 糸谷哲郎 七段|ニコニコ生放送
解説 森下卓九段
聞き手 安食総子女流初段
おはようございます。本日9時より、第27期竜王戦七番勝負第2局が行われます。
先手番は森内俊之竜王、後手番は糸谷哲郎七段(挑戦者)。
本局の立会人は桐山清澄九段、解説は畠山鎮七段、記録係は池永天志三段(21歳、小林健二九段門下)。
本日もよろしくお願いいたします。
最後に、松崎剛・読売新聞編集局文化部長によるあいさつがありました。
松崎剛・読売新聞編集局文化部長
「本日はありがとうございました。お疲れさまでした。10月16日から始まった今期の竜王戦、明日から第2局になります。大阪対局です。帝国ホテルさま、いろいろありがとうございます。第3局は東京で、また帝国ホテルでさせていただきます。今日は日本将棋連盟さま、帝国ホテルさま、いろいろな方々のご協力と竜王戦七番勝負が成り立っているということを改めて痛感いたしました。森内さん、糸谷さん。明日からの対局、おふたりの熱い戦いになるだろうと思います。第2局が終わってもそれ以降も東京、静岡…と、続いていきます。長丁場になりますがよろしくお願いいたします」
※次の更新は10月30日(木)朝になります。本日は当ブログをご覧いただき、ありがとうございました。
両対局者があいさつを行いました。
森内俊之竜王
「本日はこのような歓迎前夜食事会を催していただきましてありがとうございます。竜王戦を主催している読売新聞社さま、対局場を提供していただく帝国ホテル大阪さま、その他の関係の皆様に厚く御礼を申し上げます。先ほどこちらのホテルに到着いたしましたが、すごく充実した場所で食事もおいしく、快適に過ごさせていただいております。第1局はハワイでの対局で私自身初めてのこともたくさんあったのですが、その中で無事に1局終えることができ、いい経験をすることができました。感謝しております。明日から2局目が始まるわけですが先手番でもありますし、気持ちを新たにして指せればいいと思います。最高棋戦の竜王戦にふさわしい内容の濃い将棋を指したいと思います」
糸谷哲郎七段
「主催の読売新聞社さま、対局場を提供して下さってくださった帝国ホテル大阪様、皆様ありがとうございます。本日お部屋のほうを案内していただいたのですけれども、今まで泊まったことのないような広いお部屋で、ありがとうございます。先ほど誕生月の10月と紹介していただきましたが、10月の終わりになりますとハロウィンという、私たちが小さい頃にはあまり聞かなかったイベントがあります。世間でもいろいろなコスチュームやメイクをほどこした方々がいらっしゃいまして、先日は食事に行ったときにも血まみれのメイクをしている方がいらっしゃって非常に驚かされたものであります。ハロウィンは昔風に言いますとお化け屋敷に近いものだと思いますけれども、何が飛び出すかわからない、次に闇の中から何かが出てくるというのは非常に面白みの増す要素だと思います。狼男が出てくるとわかっていたら怖くないし、あらかじめお化け屋敷だとわかっていれば驚きも軽減されるのですけれども、いきなり闇の中から血まみれのメイクをされた方が出ていらっしゃると驚きもまたひとしおになります。そんな風に何が飛び出すかわからない将棋を指したいと思います」
谷川浩司・日本将棋連盟会長
「本日は第27期竜王戦第2局前夜祭を盛大に開催していただきまして、ありがとうございます。竜王戦を長年に渡りまして主催していただいております読売新聞社さま、改めまして厚く御礼申し上げます。またハワイでの第1局のハレクラニさま、第2局・第3局と素晴らしい対局場を提供していただきました帝国ホテルさまに厚く御礼を申し上げます。今日はあちらのテリーヌを作っていただきまして、第1局のハワイの前夜祭ではケーキを作っていただき、第2局はテリーヌと、素晴らしいおもてなしをいただきましてありがとうございます。私は第1局のハワイに立会人で伺いました。糸谷七段はタイトル戦は初めてですけれども無難に、和服の着こなしなどもできましたので、第2局以降は落ち着いて対局できると思います。また森内竜王も日本に戻ってきて、気を新たにということになろうと思います。大阪市での対局は20数年ぶりということです。あのときは1月5日の対局で、将棋界では1月5日が指し初め式で11時頃から始まるのですが、指し初め式が始まる前に我々は対局を始めていたということで印象に残っています。今回は明後日大盤解説会が行われますけれども、大勢の方に来ていただけるものと確信しております」
(谷川会長の発声で乾杯)
18時より、関係者のみの食事会が行われました。両対局者、立会人、関係者の他、明後日の大盤解説会に出演する棋士も出席しました。
(関係者が30人ほど出席した)
弘中喜通・読売新聞社大阪本社社長
「今日は森内俊之竜王、挑戦者の糸谷哲郎七段をはじめ、谷川浩司日本将棋連盟会長、皆様にお越しいただきまして心より御礼申し上げます。将棋界の最高峰と言われる竜王戦、今年は将棋ファンならずとも盤面を覗きたくなるような組み合わせになりました。お二方とも10月生まれで、既に誕生日をお迎えになっているんですね。年齢は18年離れているということです。大阪市での竜王戦は第5期までさかのぼります。谷川さんと羽生さんの対局だったのですが(第5期竜王戦第7局▲羽生善治王座-△谷川浩司竜王。羽生勝ちで竜王復位)、歴史をひも解きましたら千日手があって8戦目まで持ち越されたという、熱のこもった対局だったと思います(注:第2局が千日手で後日指し直しになり、第7局は「8戦目」だった)。また、残念ながら巨人は出ることはできなかったのですが、阪神タイガースが日本シリーズに出ておりまして、大阪は熱気に包まれており、今回の対局もその中で行われます。今回、帝国ホテルで竜王戦が行われるのは初めてだそうです。帝国ホテルは来年創立125周年という記念すべき年を迎え、文化イベントに力を注ぎたいというお話があり、こういう素晴らしい会場を用意していただきました。明日から対局、また2日目には大盤解説会があります。ファンの方も熱い戦いを期待していると思いますし、対局者のおふたりには熱戦を期待しております」
幸田雅弘・帝国ホテル常務執行役員兼大阪総支配人
「このたびは伝統ある竜王戦を当ホテルで実施していただきまして本当にありがとうございます。しかも第1局はハレクラニ、日本に戻ってきて初めての対局をこの帝国ホテル大阪、そして第3局が帝国ホテル東京で行われるということでまさに帝国ホテルシリーズということで読売新聞社さま、本当にありがとうございます。大変光栄に思っております。先ほど弘中社長からおっしゃっていただきましたように、帝国ホテルは来年125周年を迎えます。そして帝国ホテル大阪は来年が開業20周年を迎えます。帝国ホテルはいろいろな文化を発信していきたいということでやってきておりまして、まさにこういう機会をお手伝いさせていただき、帝国ホテルとしても本望でございます。初めてのことでいろいろ不慣れな点があると思いますが、どうぞご遠慮なくおっしゃっていただいて、ぜひ『竜王戦を帝国ホテルでやってよかった』とおっしゃっていただけるよう、全力を尽くして参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。この対局は世間の注目を集めている対局と聞いております。明日から熱い戦いを期待しておりますけれども、本日は対局の前にひとときではありますが懇親の場をもうけさせていただきました。料理場も大変光栄に思っておりまして、帝国ホテル特製のテリーヌで将棋盤を作らせていただきました。その他の料理についても料理長が心を込めて作りましたので、たくさん召し上がっていただいて、楽しんでいただければと思います」