2014年10月30日 (木)

食事会(1)

18時より、関係者のみの食事会が行われました。両対局者、立会人、関係者の他、明後日の大盤解説会に出演する棋士も出席しました。

074

(関係者が30人ほど出席した)

071

弘中喜通・読売新聞社大阪本社社長
「今日は森内俊之竜王、挑戦者の糸谷哲郎七段をはじめ、谷川浩司日本将棋連盟会長、皆様にお越しいただきまして心より御礼申し上げます。将棋界の最高峰と言われる竜王戦、今年は将棋ファンならずとも盤面を覗きたくなるような組み合わせになりました。お二方とも10月生まれで、既に誕生日をお迎えになっているんですね。年齢は18年離れているということです。大阪市での竜王戦は第5期までさかのぼります。谷川さんと羽生さんの対局だったのですが(第5期竜王戦第7局▲羽生善治王座-△谷川浩司竜王。羽生勝ちで竜王復位)、歴史をひも解きましたら千日手があって8戦目まで持ち越されたという、熱のこもった対局だったと思います(注:第2局が千日手で後日指し直しになり、第7局は「8戦目」だった)。また、残念ながら巨人は出ることはできなかったのですが、阪神タイガースが日本シリーズに出ておりまして、大阪は熱気に包まれており、今回の対局もその中で行われます。今回、帝国ホテルで竜王戦が行われるのは初めてだそうです。帝国ホテルは来年創立125周年という記念すべき年を迎え、文化イベントに力を注ぎたいというお話があり、こういう素晴らしい会場を用意していただきました。明日から対局、また2日目には大盤解説会があります。ファンの方も熱い戦いを期待していると思いますし、対局者のおふたりには熱戦を期待しております」

080

幸田雅弘・帝国ホテル常務執行役員兼大阪総支配人
「このたびは伝統ある竜王戦を当ホテルで実施していただきまして本当にありがとうございます。しかも第1局はハレクラニ、日本に戻ってきて初めての対局をこの帝国ホテル大阪、そして第3局が帝国ホテル東京で行われるということでまさに帝国ホテルシリーズということで読売新聞社さま、本当にありがとうございます。大変光栄に思っております。先ほど弘中社長からおっしゃっていただきましたように、帝国ホテルは来年125周年を迎えます。そして帝国ホテル大阪は来年が開業20周年を迎えます。帝国ホテルはいろいろな文化を発信していきたいということでやってきておりまして、まさにこういう機会をお手伝いさせていただき、帝国ホテルとしても本望でございます。初めてのことでいろいろ不慣れな点があると思いますが、どうぞご遠慮なくおっしゃっていただいて、ぜひ『竜王戦を帝国ホテルでやってよかった』とおっしゃっていただけるよう、全力を尽くして参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。この対局は世間の注目を集めている対局と聞いております。明日から熱い戦いを期待しておりますけれども、本日は対局の前にひとときではありますが懇親の場をもうけさせていただきました。料理場も大変光栄に思っておりまして、帝国ホテル特製のテリーヌで将棋盤を作らせていただきました。その他の料理についても料理長が心を込めて作りましたので、たくさん召し上がっていただいて、楽しんでいただければと思います」