2014年7月の記事

2014年7月 7日 (月)

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図は14時45分頃の局面。
一気に寄せ合いに突入してもおかしくない変化を含みながらも、ギリギリのところでしのぎあって、局面はいったん落ち着きを取り戻しています。ここからは互いに構想力の問われる展開になりそうです。

Imgp0392鳩森神社の将棋堂。棋力向上絵馬が納められている。

Img_3549両者とも再開時刻の3分ほど前に相次いで入室。

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Img_3558対局再開から一呼吸置いて三浦九段が着手。

34再開の一手は△2五飛。△2九飛成を狙いながら2四銀にヒモをつける攻防手だ。

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図の局面で三浦九段が40分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲糸谷54分、△三浦1時間3分。昼食の注文は両者ともにありません。対局は13時に再開します。

図の▲8四飛は、▲8二飛成~▲9一竜と香を取る狙いが本線。△8三歩と受けてくれば▲2四飛△同角▲1一角成と二枚換えで勝負する狙いがあります。ただし、銀香と飛車の二枚換えはほぼ互角の取り引きのため、後手としてはあえて二枚換えの筋に持ち込む戦い方もあります。また、△7四歩も類型で多く見られる指し方で、▲8二飛成に△8八角成▲同銀△5五角で9一の香取りを防ぐ狙いです。
いずれにしても、激しい展開は必至。三浦九段の再開の一手が注目されます。

Img_3531休憩中の特別対局室。

Img_3533休憩中の盤面。

Img_3519糸谷六段の初手は▲7六歩。

Img_3524三浦九段は△3四歩と応じて横歩取り模様へ。

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2810時30分頃の局面。
戦型は横歩取りに進み、後手が8四飛・5二玉型から、早々に飛車をぶつける流行形に進んでいます。非常に激しくなりやすい形で、序盤から目が離せない展開になりそうです。

2014年7月 6日 (日)

第27期竜王戦は決勝トーナメントが進行中。7月7日(月)に行われるのは、三浦弘行九段(2組2位)-糸谷哲郎六段(3組優勝)の一戦。三浦九段は過去に4回決勝トーナメントに出場。第18期では挑戦者決定三番勝負まで進出しました。糸谷六段は6年振り2度目の決勝トーナメント出場です。両者の過去の対戦は2回、いずれも三浦九段が制しています。竜王戦では初対戦となります。
対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各5時間、先後は振り駒で決定します。

2013miura

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2014年7月 5日 (土)
2014年7月 4日 (金)