図は95手目▲2五歩まで。森内名人の反撃です。控室で検討されている変化も激しいものばかりです。
(1)△6七金打▲同竜△同金▲同玉△8八角成▲同角△8七飛▲6六玉△8八飛成▲2四歩△2七歩▲同飛△2六歩▲2三銀(参考1図)
(2)△7七金打▲同桂△同歩成▲同銀△同金▲2四歩△7八金▲2三銀(参考2図)
(3)△7七歩成▲同桂△7六歩▲2四歩△7七歩成▲2五香△2七歩▲同飛△7八と▲2三歩成△3一玉▲3二と△同金▲2一香成△4二玉▲5四歩(参考3図) いずれも一手争いの変化です。 実戦では渡辺竜王が(2)△7七金打を選び、以下▲同桂△同歩成に森内名人は単に▲2四歩と取り込みました。この方が後手に銀を渡さずにすみます。また、▲7七銀のタイミングをはかる意味もあるようです。
(加藤九段が時折「にゃんとも言えない」などジョークをまじえて検討する)
2013年11月 8日 (金)