2013年7月の記事

2013年7月12日 (金)

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(本日の棋譜)

これで本局の中継を終了いたします。

次回の中継は7月19日(金)、森内俊之名人(1組2位)対羽生善治三冠(1組3位)対戦です。

どうぞお楽しみに。

 

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(谷川九段は厳しい表情だった)

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(難解な変化に考え込む両者)

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(△4三銀に代えて、△2四歩▲同飛△4五歩▲同銀△3一金も検討された)

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(「これ(△4三銀)以降はお粗末でしたね」と苦笑する谷川九段)

Dsc_6859(△4三銀以降は、猛スピードで棋譜が並べられていく)

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(優勢のまま押し切った森内名人。「終盤はもう少しいい勝ち方があったかもしれない」と振り返った) Dsc_6855_2

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(感想戦は23時38分に終了した)

2013年7月11日 (木)

Ryuou201307110101_101 ▲8五金(図)を見て谷川九段が投了。▲7二金△9三玉▲9四金からの詰めろになっている。終局時刻は22時36分。消費時間は▲森内4時間55分、△谷川4時間58分。森内名人は次戦で羽生善治三冠と挑戦者決定三番勝負進出を懸けて戦う。

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図は3七とを4七に寄った局面。谷川九段も駒を最大限に活用し、4七とや3五角の逆転の種をまきました。遅いのは否めませんが、先手が寄せ損なえば反撃することができます。

20130711moriuchitanigawa79森内名人は少考して▲4二歩と寄せにいきました。森内名人が正確に寄せ切るか、それとも谷川九段がもうひと踏ん張りするのか。局面は大詰めを迎えています。

Dsc_6663 (写真は対局再開時の谷川九段)

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再開後の一手は△5七銀。△4七桂までの詰めろで、▲3六竜は△3五飛!▲同竜△4七桂の大技が気になるところ。森内名人は▲5八金右△4六銀不成▲6五歩と、自然に指し進めました。

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△3七歩成は▲4六竜、△3五銀は▲2一竜があります。ここで後手に有効な手が難しいです。

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(谷川九段側に残り時間を示す紙が出た。残り時間は1時間を切っていることを意味している)