図の△5九同飛成に▲4九金で先手玉は万全と言われていましたが、△4七桂で危ないということがわかりました。以下、▲4七同金に△3八歩▲同玉△2七銀▲同玉△4九竜(参考図)で先手玉は受けが難しい形です。
図の△5九同飛成に▲4九金で先手玉は万全と言われていましたが、△4七桂で危ないということがわかりました。以下、▲4七同金に△3八歩▲同玉△2七銀▲同玉△4九竜(参考図)で先手玉は受けが難しい形です。
図の局面で残り14分の豊島七段、考えています。図より△5八と▲同玉△6五飛成には▲6六銀で先手が良いと棋士室では言われています。
対局室に残り時間を確認しに入ると、豊島七段は「残り4分です」と告げられていました。谷川九段の残り時間は27分です。
渡辺明竜王への挑戦を目指す第26期竜王戦決勝トーナメント▲及川拓馬五段-△金井恒太五段戦は21時47分、90手で金井五段の勝ちとなりました。消費時間は▲及川4時間20分、△金井4時間50分。勝った金井五段は次戦で4組優勝者の永瀬拓矢六段と対戦します。
図は▲5四竜と角を取った局面。自陣の安全を重視するならば△5四同歩でしたが、金井五段は約20分の考慮で△5四同銀。以下、5手進んだ局面が下図。
4三銀が4五まで進出し、先手玉に迫っています。しかし、その代償に後手玉も危険になりました。金井五段が読み切っているのか、それとも及川五段が技をかけるのか。いよいよ最終盤です。
迫り方が難しいと言われていた金井五段。20時30分頃、32分の考慮で3四に銀を打ちました。一見、自陣を守っただけのようですが、△3五銀▲同歩△3六桂を見せて攻めを急かしています。以下▲4三桂成△同銀▲1四竜△7三桂と進行。
ぐぐっと力をこめて指された△7三桂。「8五角をずらさなければ勝機はない」と判断した手で、冷静ではないかと言われています。上図から▲9六角△4五歩と進んだのが下図。
後手からは△7六角や△4六歩~△3六角といったわかりやすい手ができました。後手の攻めの速度が上がっています。