挑戦者決定戦第3局は10時対局開始 渡辺明竜王への挑戦するのは山崎隆之七段(1組2位)か丸山忠久九段(1組4位)か。注目の挑戦者決定戦第3局は9月11日(火)10時より東京・将棋会館「特別対局室」にて行われる。第1局は丸山九段が第2局は山崎七段が先手番で勝利を収めた。第3局は振り駒で先後が決定する。 インターネット中継は棋譜・コメント入力が烏、ブログを吟が担当します。よろしくお願い致します。(今朝の特別対局室)
山崎七段が悔やんだ一着 図の局面で本譜は81手目▲9二竜と進められましたが、「この手はなかったです」(山崎七段)と悔やんでいました。竜を逃がさないと△9四歩▲同竜△9三歩で閉じ込められてしまい、本譜はその展開を嫌ったものでしたが、続く82手目△3一玉と指されては後手が大きく得したとの見解です。なので図から▲8五桂として竜を下に逃がす構想が勝ったとのことでした。「そう指されてだめでしたね」(丸山九段)と両者認める形でこの局面の検討は終結しました。 (虹)
山崎七段、勝利 第25期竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局▲山崎隆之七段-△丸山忠久九段戦は、145手まで山崎七段の勝ちとなりました。終局時刻は22時58分。消費時間は▲山崎4時間56分、△丸山4時間59分。山崎七段が第2局を制し、渡辺明竜王への挑戦権は三番勝負の最後の一局に委ねられました。第3局は9月11日(火)に東京・将棋会館にて行われます。 (虹)
終局間近の声 22時45分頃の局面。先手玉が逃げ切れると言われており、また▲3四桂と跳ねれば後手玉も寄り形となるようです。「終局が近いと思いますよ」との声が聞こえています。 (棋士室の様子。継ぎ盤に棋士達が密集している) (会館4階の検討室の様子。終局近しと言われている) (虹)