2012年7月31日 (火)

三浦八段、意表を突く仕掛け

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15時45分。まだ互いに駒組みが続きそうな局面で、三浦八段がいきなり▲3五歩と仕掛けました。(画面左・局面図)

予想されていた自然な進行は、▲5六銀△5四銀と互いに陣形を整えていくもの。
前例の無い手で、まさに意表を突く仕掛けです。

先手が狙っているのは、△同歩▲4五桂△2二銀▲7一角△7二飛▲5三角成(参考図)といった攻め筋。「こう進めば、先手勝勢です」と堀口七段。

また、「三浦さんが積極的に動きました。これは面白い手ですね。1筋の歩も突き捨てて攻めを繋げていくのではないでしょうか。この▲3五歩を(狙い筋を気にして)△同歩と取れないようでは後手が厳しいだろうなぁ…」と堀口七段は現局面を見ています。

三浦八段の仕掛けによって、急に局面が慌ただしくなってきた本局。丸山九段はどのように対処するのでしょうか。