2011年10月の記事

2011年10月25日 (火)

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(立会人の井上慶太九段は慶田義法三段の師匠。解説の畠山鎮七段は昨年まで奨励会幹事を務めていた)

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(先に渡辺明竜王が入室)

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(渡辺竜王)

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(丸山忠久九段も入室)

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(2006年撮影。現在よりも汚れが少ない?)

Ryuou20111025_10 定刻9時になり、対局が始まりました。丸山九段の初手は▲2六歩。以下、10手目△7七角成まで進みました。戦型は丸山九段得意の角換わりになりました。
第1局と違い、先手が▲7七角と上がっているので、手の損得はありません。

おはようございます。本日9時より、第2局1日目が行われます。
第1局が渡辺明竜王の先手だったため、本局は挑戦者・丸山忠久九段の先手となります。

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(7時50分頃、ホテルから見える風景)

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(両対局者が退出したあと、畠山鎮七段・井上慶太九段・阿部隆八段が見どころを語った)

井上「第1局は早く終わりましたね。14時くらいでしたか」

阿部「竜王戦史上でもかなり早かったです」

畠山「その日、私は竜王戦で1組昇級への将棋を指していまして」

井上「結果は聞いたら……あかんかな……」

畠山「そうですね。1組へ…はい」(注:畠山鎮七段は島朗九段に敗れ、1組復帰は果たせなかった)

井上「あー……。さて、第1局に関して内容的にはいかがでしたか」

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(井上九段)

阿部「渡辺さんが好調ですね。指し手の勢いを感じました」

畠山「渡辺さんはかなり好調です。丸山さんは調子があまり良くないかなと。私は今年両者と対戦しまして、渡辺さんとは1月に指して、いつもと違って思い切ったことをしてきました。丸山さんはどちらかというと狭い感じと言いますか」

井上「スペシャリストですからね」

阿部「第2局は非常に大きいと思いますね。丸山さんは負けるといっぺんに持っていかれる可能性があります」

井上「戦型はどうですか」

畠山「▲7六歩に△8四歩と受けて立って、丸山さんの角換わりですね。普通に考えますと」

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(畠山七段)

阿部「丸山さんの角換わりは定評がありますね。すごく勝率が高い」

井上「あまり負けたことが見たことがないのですね」

阿部「数々のチャレンジャーはいますが、なかなか破れないと思うんですね。明日、その戦型になるかもしれません。渡辺竜王が受けて立つと思います。どういう対策を秘策を持ってきていると思うので、そこが見どころでしょう」

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(阿部八段)

井上「明日からのBSの解説ですが、阿部さんと衣川さんの組み合わせですね」

阿部「皆さんに楽しんでもらえるように四方山話も入れたいと考えています」

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(衣川くみ子さんの司会……のはずだったが、棋士3人のトークが盛り上がり、出番は無し)

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(10月某日)

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(花束贈呈は、ホテルの従業員より)

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(花束贈呈)

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(両対局者へのインタビュー)

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【渡辺明竜王へのインタビュー】
―――こちらに来られた印象は。
渡辺「私は84年生まれなので、万博のことを知らなかったのですが、今回初めてこちらに来ました。新大阪からあまり離れていないですが、こういう緑の多い場所があるのだなと感心しました」

―――岡本太郎をご存じないと聞いたのですが?
渡辺「はい。分かりません(笑)」

―――今年度は二冠王となり、勝率が8割超えています。絶好調の秘訣はなんでしょうか。
渡辺「年間通して勝てれば本物だと思いますが、まだ分からないので頑張っていきたいです」

―――第2局への意気込みをお聞かせください。
渡辺「第2局から第3局とシリーズも中盤に差し掛かって一局一局重たくなるので、集中して戦いたいですね」

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(丸山忠久九段)

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【丸山忠久九段へのインタビュー】
―――丸山九段は1970年生まれですが、大阪万博について思い出とかありますか。
丸山「自分が生まれた年ということで縁起がいいなと思いました。大阪は全部都会と思っていました(笑)。今日、こちらに来て、緑が多くてこういういい場所に住んでもいいなという思いがあります。こういうところで指せて光栄です」

―――1組優勝者は挑戦できないというジンクスを破られたことの感想は?
丸山「そのジンクスを考えたことはなかったですね。竜王戦1組優勝はランキング戦が終わってから決勝トーナメントが始まるまでに(対局日程に間があるので)勢いが止まってしまうのかなと思ったりもします。七番勝負ではそういうことのないように頑張ります」

―――第1局では、おやつにパパイア、昼食にマンゴーを頼まれました。
丸山「脳に栄養を与えようかなと。甘いものは欲しいので。ただ、ケーキとかは食べ過ぎると太るので、果物を頼みました」

―――第2局についての意気込みをお聞かせください。
丸山「2局目ということで、中盤戦に入ってくるが、普段通りに指していきたいです」

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(渡辺明竜王)

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(10月某日)