2011年8月の記事
2011年8月 2日 (火)
丸山九段が挑戦者決定戦へ
渡辺明竜王への挑戦を目指す第24期竜王戦決勝トーナメントの丸山忠久九段(1組優勝)-深浦康市九段(1組4位)戦は23時14分、153手で丸山九段の勝ちとなりました。消費時間はともに4時間59分。丸山九段は挑戦者決定戦に進出し、久保利明二冠と三番勝負を戦います。
終盤での長考
図は111手目▲6七同金上の局面。深浦九段が寄せに出ていたと思いきや、ここで考え込んでしまいました。思ったよりも先手玉が寄せにくかったのかもしれません。30分以上あった深浦九段の残り時間が10分程度となっています。
21時35分の対局室
後手の飛車得
丸山九段、残り40分。
うな重
夕食休憩時の対局室
夕食休憩に入る
丸山九段が局面を打開
丸山九段は▲6三角と敵陣に打ち込み、局面を打開していきました。この角打ちは後手の腰掛け銀を29手目▲4四角からずらしたから生じたもの。ここまで研究されていたのかは不明ですが、序盤からの構想が一つにつながっていると言えるでしょう。




図は96手目△6六同歩まで駒割りは後手の飛車得です。ここで丸山九段は▲7三とと取って▲3四桂を狙いますが、△4四歩で阻止されてしまいました。現在は深浦九段が良いようです。
丸山九段は35分の長考で65手目▲6五歩を指して、残り時間は40分となりました。深浦九段は残り1時間37分と1時間ほどの差がつきました。




図の60手目△8二飛の局面で18時10分になり、夕食休憩に入りました。消費時間は丸山3時間31分、深浦3時間20分。対局は19時に再開されます。