2011年8月の記事

2011年8月 2日 (火)

Ryuou20110802_153 渡辺明竜王への挑戦を目指す第24期竜王戦決勝トーナメントの丸山忠久九段(1組優勝)-深浦康市九段(1組4位)戦は23時14分、153手で丸山九段の勝ちとなりました。消費時間はともに4時間59分。丸山九段は挑戦者決定戦に進出し、久保利明二冠と三番勝負を戦います。

Ryuou20110802_111 図は111手目▲6七同金上の局面。深浦九段が寄せに出ていたと思いきや、ここで考え込んでしまいました。思ったよりも先手玉が寄せにくかったのかもしれません。30分以上あった深浦九段の残り時間が10分程度となっています。

Ryuou20110802_96 図は96手目△6六同歩まで駒割りは後手の飛車得です。ここで丸山九段は▲7三とと取って▲3四桂を狙いますが、△4四歩で阻止されてしまいました。現在は深浦九段が良いようです。
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(深浦九段の朝の表情)

Ryuou20110802_60 図の60手目△8二飛の局面で18時10分になり、夕食休憩に入りました。消費時間は丸山3時間31分、深浦3時間20分。対局は19時に再開されます。
両者の玉はそう簡単には寄りません。双方が上部開拓をしての持将棋も考えられます。
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(モニターから見た、18時過ぎの対局室の様子)

Ryuou20110802_51 丸山九段は▲6三角と敵陣に打ち込み、局面を打開していきました。この角打ちは後手の腰掛け銀を29手目▲4四角からずらしたから生じたもの。ここまで研究されていたのかは不明ですが、序盤からの構想が一つにつながっていると言えるでしょう。