丸山九段、連続長考 図は39手目▲8八玉の局面。丸山九段はこの▲8八玉に56分、その直前の▲6六歩にも昼食休憩を挟んで53分の長考をしています。じっくりと後の構想を練りました。 (本局は特別対局室で行われている)
丸山九段の新工夫 丸山九段の先手で始まった本局は深浦九段の一手損角換わりに丸山九段は棒銀で対抗しました。そして迎えた第1図。ここから▲4四角△5五角▲同角△同銀(第2図)と進みました。先手が1手損しましたが、丸山九段は銀を上ずらせる方が得と考えています。角換わりに精通している丸山九段の指し回しが注目されます。 (丸山九段の初手は▲2六歩)
振り駒 (駒を並べ終えた丸山九段はお盆の位置を下げた) (記録係の上村三段が振り駒を行うために、丸山九段の歩を取ろうとする。丸山九段がお盆を下げたのは、歩を取りやすくするための配慮だったようだ) (振り駒は歩が3枚出て、丸山九段の先手に決まった)
決勝トーナメント 丸山忠久九段-深浦康市九段戦は8月2日10時開始 渡辺明竜王への挑戦を目指す第24期竜王戦決勝トーナメントの丸山忠久九段(1組優勝)-深浦康市九段(1組4位)戦は8月2日10時対局開始予定です。本局の勝者は挑戦者決定戦に進出し、久保利明二冠と三番勝負を戦います。本局は銀杏が中継を担当します。本日はよろしくお願いいたします。 (ヒマワリが花開く)