図は17時30分頃の局面。
午後に入ってからは駒組みが続いていたが、本格的な戦いがいよいよ始まった。
先に仕掛けたのは久保。
丸山の38手目△7五銀をチャンスとみて、▲4四歩~▲2五歩と軽快に突き捨てていく。
▲4四歩に△同歩なら、▲2五歩△同歩▲2四歩△2二金▲6五角△7三飛▲5四角△4三銀▲7四歩(変化図)がある。
(若葉)
図は17時30分頃の局面。
午後に入ってからは駒組みが続いていたが、本格的な戦いがいよいよ始まった。
先に仕掛けたのは久保。
丸山の38手目△7五銀をチャンスとみて、▲4四歩~▲2五歩と軽快に突き捨てていく。
▲4四歩に△同歩なら、▲2五歩△同歩▲2四歩△2二金▲6五角△7三飛▲5四角△4三銀▲7四歩(変化図)がある。
(若葉)
局面が動き出した。
長考中に方針を決めたのだろう。理想形を求めてお互いに駒組みを進めていく。
久保の37手目▲6六歩が思い切った手。
▲6七金右~▲7七銀と組めれば安定するが、7筋は後手の攻め駒が迫っているところで、争点ができて後手に先攻の余地を与える。
▲6六歩を見て、はたして丸山はすぐに△7五銀(図)と攻勢をとった。
棋士室の畠山鎮七段は、モニターをみて「▲2五歩が気になりますが、大丈夫ですか」。
▲2五歩△同歩▲2四歩(解説図)に(1)△同金は▲4六角が金香両取り。
(2)△2二金と引くことになるが、「後で2四歩を払えないと、後手は嫌かもしれないですね」(畠山七段)
(棋譜コメントより)
(2)△2二金に▲4四歩が「丸山さんは最も警戒しないといけない筋ですね。△4四同歩には▲6五角(変化図)~▲5四角があります」(畠山七段)。
(棋譜コメントより)
変化中の▲5四角は王手で、受けると▲6三角成がある。
(若葉)
「ぱっと見は下(後手)を持ちたい気もするんですが、きっと駒組みに苦労するんでしょうね。好きな展開ですけど。私なら△4二銀(解説図)と上がってみたいです。次は△5三銀上」と棋士室を訪れた山崎隆之七段。
△4二銀に▲4四歩は、△4一玉▲4三歩成△同銀▲4四歩△同銀▲4三角△5二金▲2一角成と進むと、今度は△7八角(A図)がある。
(棋譜コメントより)
(若葉)