52手目△2七角の局面で羽生が考慮中に夕食休憩となった。ここまでの消費時間は羽生3時間15分、久保3時間8分。
現在、棋士室の検討陣の間で調べられているホットな局面がある。それが下の参考図。ここで後手玉に詰みがあるかどうか調べられている。もし詰みがあれば、先手勝ち。なければ後手勝ちの局面。
もはや現局面からどのように進んだのか想像もつかない形になっているが、これは現局面から▲8六金と指した時の最も激しい変化。プロ棋士達が考えている変化の一端を、夕食休憩中にみなさんも是非考えていただきたい。
(若葉)