2009年11月25日 (水)

自宅解説棋士の封じ手予想

20091125_45_5
【日浦市郎七段】
「封じ手は△6五銀。以下、▲7四歩△同銀▲2四歩△同歩▲2二歩△同玉▲3五歩。そこで攻めあいに行く。△9八歩▲同香△9七歩▲同香△9八歩でどうか。△6五銀でなければ、△8五桂しかないでしょう。どちらかだと思います。いずれにしても2日目は激しい攻め合いになるでしょう。1日目の指し手の中では△4四歩が意外でした。相手の仕掛けを誘う手なので大胆だと思いました」

【佐藤和俊五段】
「森内九段の趣向により、少し流行とは外れた形の1手損角換わりになりました。前例から離れた▲7五同歩は堂々とした1手ですね。封じ手ですが△8五桂を予想します。対して▲7六銀なら△6五銀▲同銀右△同銀▲7三角と進むのが一例です。また△8五桂に▲8六銀も有力だと思います。そこで△6五銀は選びにくそうなので、後手が何を指すのかパッとは浮かびません。少し後手の攻めが軽い感じなので、やや先手持ちと私は見ています」

【澤田真吾四段】
「王位戦第1局の▲羽生-△深浦戦の前例を離れたところで、封じ手となりました。封じ手予想は△8五桂か△6五桂かと思うのですが、一手損角換わりの利を活かして△8五桂を予想とします。その後、▲7六銀には△6五銀や△9七歩がありそうなので▲8六銀だと思いますが、またその次の手が難しいですね」

コメント