図は52手目△7三角まで。「脇システム」に合流してからは実戦例のある進行でしたが、図の△7三角が新手。森内九段が先に新手を出しました。渡辺竜王は熟考しています。
(銀杏)
2009年10月の記事
2009年10月28日 (水)
大盤解説会
実戦例の少ない▲1五歩
角が向かい合った後、渡辺竜王は1筋を伸ばしていきます。図の▲1五歩では▲9六歩△1四歩▲6四角△同銀▲2六銀…と進む実戦例が多く、その進行の代表的な将棋に、第15期竜王戦第7局▲阿部隆七段-△羽生善治竜王(肩書は当時)戦があります。
(銀杏)
対局再開直後の両対局者
先後同型の「脇システム」へ
昼食休憩後、渡辺竜王は▲4六角と角をぶつけました。それに対し、森内九段が△7三銀と上がったことで先後同型の形となりました。脇謙二・八段が得意にしていることから「脇システム」と呼ばれる形です。近年では三浦弘行八段も多用されています。
(銀杏)
昼食休憩時の盤面
本局で使用されている駒
両対局者の昼食
昼食休憩
図の36手目△2二玉の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は渡辺1時間31分、森内1時間40分。対局は13時30分に再開されます。
(銀杏)
路面電車
(高岡市と隣の射水市をつなぐ路面電車。万葉の里らしく、「万葉線」と呼ばれている)
(銀杏)