2009年10月の記事
2009年10月28日 (水)
北陸読売会館
大伴家持像
穏やかな駒組みへ
図は29手目▲6六歩の局面。渡辺竜王が21手目に▲7七銀と上がり、乱戦になる変化を回避したことによって局面は穏やかな流れになりました。変則的な矢倉戦です。
(銀杏)
高岡古城公園
高岡大仏
挑発的な△4三金右
16手目△8五歩から▲6九玉△4三金右と進みました。図の△4三金右を見て「挑発的な手ですね」と橋本七段。△4三金右に▲6八角△4二角▲2四歩と攻められると乱戦になるからです。以下、一例として並べた順は△2四同歩▲同角△8六歩▲同歩△同飛▲4二角成△同玉▲8五歩△同飛▲9六角△8二飛▲6三角成(参考図)。しかし、参考図は「先手が怖い。馬が消されてしまうと持ち歩の差が大きくなります」と橋本七段の解説です。実戦は渡辺竜王が▲2四歩と仕掛けず▲7七銀と自重しました。
(銀杏)
本局の自宅解説棋士の飯塚六段が七段へ昇段!
本局の自宅解説を担当する飯塚祐紀六段が、昨日の対局(棋聖戦)に勝ち、七段に昇段いたしました。
(銀杏)
橋本七段
両者、飛先を突き越す
渡辺竜王は10手目△5二金に▲5六歩を選択し、第18期竜王戦第3局とは違う展開に進みました。図は16手目△8五歩まで。互いに飛先の歩を突き越す比較的珍しい序盤戦となりました。
(銀杏)