2008年10月17日の記事

2008年10月17日 (金)

2dsc_0022  長い一日が明け、翌朝。昨晩は、渡辺竜王、羽生名人をはじめ、ホテルからほどなく歩いたところにあるレストランで皆で食事をとる。そのレストラン。(右写真)

1dsc_0022_2   明けて、翌朝。昨日撮った対局場となるホテルを違った角度から。(左写真)

4dsc_0022_3  チャールズ・リンドバーグが1927年にニューヨーク・パリ間の大西洋単独無着陸飛行を成し遂げた時、約33時間半の飛行時間だったという。それから比べれば、全くたいしたことではないが、やはり現地パリのドゴール空港が見えた時は、開放感と同時にある種の感動もおぼえる。

 いささか、古い映画だが、「翼よ!あれが巴里の灯だ」の中で、主人公のリンドバーグを演ずるジェームス・スチュワートがようやくパリの街の灯が見えた時、この映画の題名「翼よ!あれが巴里の灯だ」を叫んだワンシーンを思い出した。ただし、残念ながら、離着陸の際は、デジカメなどの電子機器類の使用は禁止となっているため、写真が撮れない。その代わりというわけではないが、空港からバスに乗って対局場となる「ル・メリディアン・エトワール」を撮った。

 フランスは、今月末まで夏時間。現地時間で19時頃の写真だが、まだ薄ぼんやりと明るい。

2_dsc_0009  日本時間・15日午前11時25分。我々を乗せた飛行機は成田空港を発った。

 飛行機は、いわゆる旧ソビエト連邦、北欧、東欧それぞれの上空を経て一途パリへ。ハバロフスクあたりを飛んでいるときに、窓から一枚。荒涼とした大地にところどころ雪が降り積もり、山並みとその合間を縫うようにして流れる河が実に壮観だ。

1_dsc_0006  ついに、渡辺明竜王と羽生善治名人の七番勝負が始まる。第1局目の舞台となるのは、文化・芸術の町として国際的にも知られるパリ。まさに、日本の伝統文化である「将棋」を知らしめるにはうってつけの国際都市と言えるだろう。

 パリへは成田から飛行機で約12時間の長旅となる。まずは、出発前の成田空港内のラウンジで一息。立会いの米長邦雄会長、解説の佐藤康光棋王、記録は中村太地四段と顔ぶれも豪華!