11時ころの局面 控え室では立ち会いの長谷部九段と鈴木八段が検討しています。後手は居飛車のように△4一玉から囲う順が推されていましたが、佐藤二冠は△6二玉と上がりました。「後手が工夫しないと先手が指しやすくなりそうです」と鈴木八段。相振り飛車の形は3二金が使いにくく、マイナスになる可能性が高いようです。佐藤二冠の構想が注目されます。 (桜木)