2007年11月28日の記事

2007年11月28日 (水)

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(渡辺竜王の封じ手を待つ佐藤二冠と中原16世名人)

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(封じ手に署名する佐藤二冠)

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(立会人の中原16世名人に封じ手を手渡す渡辺竜王)

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(渡辺竜王が駒を綺麗に片付け、1日目が終了した)

(やまぶき)

夕食は18時30分から両対局者、関係者の食事会となります。局面が煮詰まっている場合は自室でということもありますが、本局はまだ駒がぶつかっていないので両雄が顔を合わせることになりそうです。 献立は以下の通り(原文まま)。

【太陽がいっぱい】赤紫蘇酒

【秋の彩り】庄内特産だだちゃ豆豆腐(紅花ソース)海老芋たらば蟹サラダ仕立て粉トマト またたび胡桃和え もって菊 黄菊水昆布レモンドレッシング、網茸大根おろしポン酢 栗焼

【海の幸】
旬の海の幸盛り合わせ

【滝の湯名物】
鰻むき蕎麦蒸し葉山葵ふすべ (山形産のそばの実と米処山形のもち米を蒸し、上にうなぎのかば焼きをのせ、下には筍、椎茸、鶏肉などが入り山葵餡をかけたものです。

【お客様に選んでいただく本日の主役】
(1)山形牛ロースカットステーキ
(2)山形牛ヒレカツステーキ
季節の彩り野菜と舟形産ジャンボマッシュルーム添
(お肉を召し上がらない方は)ロブスタームニエルと帆立ソティー季節の野菜オリジナルソース掛け

【粋な脇役】
鮑蒸し 肝フォンデュ風 ガーリックパン スダチ

【田舎の味】
凍み大根 にしん甘露 紅葉麩

【そば処】
かいもち揚げ 豚肉射込み 大根おろし わさび 旨餡 松茸の天麩羅添え

【山形米】
山形米はえぬき使用釜炊きめし

【和のぬくもり】
山形名物いも子汁

【お袋の味】
山形のお漬物 おともに干し山うど 蛇腹こんにゃく

【しめくくりに】
お楽しみデザートとプチケーキ

当館では、天然調味料での調理を心がけています。食材の入荷状況により献立が変わる場合もあります。(ほほえみの宿 滝の湯 調理部謹製)

(烏)

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定刻18時となり、渡辺竜王がすぐに次の一手を封じました。消費時間は佐藤3時間、渡辺4時間33分。渡辺竜王は早めに指し手を決めていたのか、定刻よりだいぶ前から集中を切らしていたようです。

封じ手の予想は△4二銀、△8五桂など。どちらにせよ後手に不満はないのではと見られています。

(烏)

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▲5九角に対する渡辺竜王の指し手は△9三桂。▲1五歩から歩を持たれる順が無いのであれば、▲9六歩の地獄突きを心配する必要はないということでしょう。

△9三桂と跳ねた形は戦型や手数を問わず渡辺竜王と相性が良く、過去後手番で9戦9勝。この中には佐藤二冠と対戦した前期の竜王戦第5局、今期の第1局、第3局も含まれています。

(烏)

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50手目△9二飛まで。ここから▲1五歩△同歩▲同飛△9三桂▲1八飛△1四歩▲9六歩(地獄突きの図)が検討されています。

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地獄突きとは、自玉側の端から逆襲することをさす棋界用語。渡辺竜王はこういった変化を気にして、△9三桂の前に△9二飛と寄ったのかもしれません。

(烏)

【参考棋譜】

第17期竜王戦出場者決定戦1組
平成16年 3月17日 東京将棋会館

持ち時間▲九段 藤井  猛
各5時間△八段 中村  修

▲7六歩  △3四歩  ▲6六歩  △8四歩
▲6八飛  △6二銀  ▲1六歩  △1四歩
▲7八銀  △4二玉  ▲3八銀  △5二金右
▲7七角  △8五歩  ▲4八玉  △3二玉
▲5八金左△5四歩  ▲4六歩  △5三銀
▲3六歩  △7四歩  ▲3九玉  △2四歩
▲2六歩  △2三玉  ▲3七桂  △3二銀
▲4七金  △1二玉  ▲2七銀  △2三銀
▲1八飛

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△3三桂  ▲6七銀  △4四歩
▲7八飛  △3一角  ▲2八玉  △4二銀
▲3八金  △4三銀  ▲6五歩  △7三桂
▲5六銀  △3二銀右▲4五歩  △8六歩
▲同  歩  △4五桂  ▲同  桂  △4三金
▲3七金寄△2二角  ▲4八飛  △3一金
▲3五歩  △6五桂  ▲同  銀  △4五歩
▲4四歩  △同  金  ▲1五歩  △同  歩
▲3六桂  △3五金  ▲1五香  △1四歩
▲同  香  △1三歩  ▲1六桂  △1五桂
▲2四桂左△2一玉  ▲4四歩  △1四歩
▲3六歩  △4六金  ▲同  金  △同  歩
▲同  飛  △4二歩  ▲1三歩  △同  角
▲1二歩  △同  銀  ▲同  桂成△同  玉
▲2四銀  △2二香  ▲1三銀成△同  玉
▲2四金  △同  香  ▲同  桂  △2三銀打
▲3二桂成△同  金  ▲3三銀  △同  金
▲4三歩成△同  歩  ▲3三角成△3二金
▲同  馬  △同  飛  ▲4三飛成△3三飛
▲4六角  △2四角  ▲同  角  △同  銀
▲4一竜  △3一金  ▲2五金  △2三歩
▲2一金  △5五角  ▲3七角  △同  角成
▲同  金  △2二銀  ▲3一金  △同  飛
▲1四金  △同  玉  ▲1六歩  △1三玉
▲1四香  △同  玉  ▲1五歩  △1三玉
▲2一角
 まで、133手で藤井  猛九段の勝ち。
(消費時間=▲4時間59分、△4時間59分)

西條記者「ちゃんとした図面載せないと藤井さんに怒られちゃうんで(笑)」

(烏)

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佐藤二冠は1時間ほど考えて▲1八飛と寄りました。狙いは▲1五歩△同歩▲同飛の歩交換。すんなり実現すれば、その一歩を別の場所に使うことができます。

西條記者「下図のような形で1筋を交換するシステムがあると、以前藤井猛九段に聞いたことがあります」

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どちらも香の利きが消えたのを見越した指し方。モニターから渡辺竜王が「いやー」と呟く声が聞こえてきました。

(烏)

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14時過ぎ、渡辺竜王が△9四香と上がったところで局面が止まっています。この手は△9三桂~△8五桂~△9二飛と端に戦力を集める狙いです。

前例は一局だけあり、△9四香のところで△4二銀▲5八飛△5二飛▲7七金寄△3三銀▲7九金△9四香と進み、結局端攻めを目指す形になりました。本局も後で合流するかもしれません。

(烏)