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2023年7月 3日 (月)

角換わり腰掛け銀から右玉に

20230703_40

図は40手目△6三玉の局面。一度4二に動いた玉が5二から6三に進み、さらに△7二玉と引いて右玉に構えました。手損ですが、角換わり腰掛け銀でも後手は手損するのが主流作戦なので、違和感が少ないかもしれません。先手にとっても後手の右玉は仕掛けの糸口をつかむのが難しい作戦でもあります。
図から▲7九玉△6三銀▲6八玉!
図の前に先手の玉は6八にいたのに、三角を描くようにして動いて元に戻りました、藤井棋聖も手損で相手の様子を見ています。理想形を胸に秘めて複雑な序盤になりました。

(銀杏)

Dsc_6976 (対局前の佐々木七段)

9時30分ごろの控室(2)

控室には作家の柚月裕子さんが訪れています。後日に、産経新聞で観戦記が掲載されます。
柚月さんの長編小説『盤上の向日葵』は将棋を題材にしており、テレビドラマや漫画にもなりました。
柚月さんは前期、前々期にも観戦記を執筆、2021年に藤井棋聖と対談もしています。

Dsc_7130 (勝又七段の解説を聞く柚月裕子さん)

【第92期ヒューリック杯棋聖戦 作家・柚月裕子さんが第1局観戦記 雄姿と雄偉 人の心動かす熱闘】
https://www.sankei.com/article/20210610-UC5LXQ3R5BNUBITAX3ERXDX4AQ/
【第93期ヒューリック杯棋聖戦「一手一手の重み感じたい」 作家・柚月裕子さんが第3局観戦】https://www.sankei.com/article/20220704-MOIBD3F2HBONPNFSFTGMVS4EVE/
【対談【藤井聡太棋聖×作家・柚月裕子氏】「強くなることで何かを達成したい」】
https://special.sankei.com/a/life/article/20210524/0002.html

(銀杏)

9時30分ごろの控室(1)

Dsc_7121 (角換わり腰掛け銀になり、行方九段と八代七段がさっそく継ぎ盤を並べる)

Dsc_7127 (ヒューリックの西浦三郎会長(右)は対局開始に立ち会った)

Dsc_7137001 (9時30分ごろ、佐藤康光九段が来訪)

(銀杏)

対局開始前(2)

Dsc_7027 (藤井棋聖は一礼してから駒箱を開ける。王将を探して、据える前に再度一礼するのが藤井流)

Dsc_7056 (駒を並べていく藤井棋聖)

Dsc_7062 (駒を並べる佐々木七段)

Dsc_6990 (佐々木七段の懐中時計と扇子。師匠の深浦康市九段は懐中時計の鎖を時計の外周に巻く。師弟でタイプが異なる)

(銀杏)

対局開始前(1)

Dsc_6939 (記録係の野田光輝初段。野田初段はタイトル戦の記録係は初めてとのこと)

Dsc_6958 (対局に立ち会う関係者)

Dsc_6966 (8時45分ごろ、佐々木七段が入室)

Dsc_7010 (8時49分ごろ、藤井棋聖が対局室に入る)

(銀杏)

対局開始

定刻9時になり、対局が始まりました。初手▲2六歩、2手目△8四歩。第1局や第2局と同じ出だしです。

Dsc_7104 (藤井棋聖の初手は▲2六歩)

Dsc_7110 (佐々木七段の2手目△8四歩)

(銀杏)

通算勝率の高さ

藤井棋聖の年度勝率が毎年8割を超えることは話題によく挙がります。通算勝率は329勝66敗で勝率は0.833です。
一方、佐々木七段は269勝110敗で勝率は0.710。こちらも非常に高い勝率です。
将棋連盟のサイト(https://www.shogi.or.jp/game/record/all.html)を見ると、通算勝率7割台の棋士は、わずか5人(佐々木七段のほかは大橋貴洸七段、服部慎一郎六段、伊藤匠六段、藤本渚四段。ただし、藤本四段はデビュー1年目で、1戦ごとの勝率の変動が大きい)しかいません。
佐々木七段は306、藤井棋聖は307、大橋七段は308と、棋士番号が並んでいるのが目を引きます。
佐々木七段は決勝トーナメント1回戦で大橋七段に勝ちました。
よく勝っている二人によるダブルタイトル戦であることがわかります。
(7月1日時点で通算成績。未放映のテレビ対局を除く)

Dsc_5950 (対局前日の記念撮影)

(銀杏)

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