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2023年6月23日 (金)

第2局、初手は▲2六歩

9時に対局が始まりました。佐々木大地七段が指した初手は▲2六歩。大方の予想通り、相掛かりに進みそうです。

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(対局開始)

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(初手▲2六歩を指す佐々木大地七段)

(翔)

本日のスケジュール

【本日のスケジュール】

09:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開・現地大盤解説会開始
15:00 午後のおやつ
?:? 終局

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(今朝6時半頃、ホテルから見えた風景)

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(7時半頃、同じ場所から撮影。少し明るくなっている)

(翔)

放送・解説会情報

【現地解説会】
現地の大盤解説会は事前申し込み制で、既に締め切られています。

【ABEMA】
ABEMA将棋チャンネルでは8時30分から生中継を予定しています。

解説:山崎隆之八段・高田明浩四段
聞き手:室谷由紀女流三段・貞升南女流二段

https://abema.tv/channels/shogi/slots/8cqG3FhBBdTD27

【駒テラス西参道 振り返り解説会】
東京都渋谷区に今月10日オープンした”観る将の聖地”を目指す「駒テラス西参道」では、明日本局の「振り返り解説会」が行われます。

日時:2023年6月24日(土)16時~18時
場所:駒テラス西参道(東京都渋谷区代々木四丁目16-1)
解説:三枚堂達也七段
聞き手:野原未蘭女流初段
料金:3500円
申し込み方法などは下記をご確認ください。

https://www.shogi.or.jp/nishisandou/#komaterace_event

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(昨日の記念撮影にて、藤井聡太棋聖)

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(同じく、佐々木大地七段)

(翔)

本日、第2局開催

おはようございます。本日は第94期ヒューリック杯棋聖戦第2局が行われます。対局開始は2023年6月23日(金)9時。持ち時間は各4時間。12時から13時まで昼食休憩。立会人は福崎文吾九段、記録係は大林真央人二段(矢倉規広七段門下)。産経新聞の観戦記は本間博七段が執筆します。第2局の先手は佐々木七段です。

【主催=産経新聞社】 https://www.sankei.jp/

【特別協賛=ヒューリック株式会社】 https://www.hulic.co.jp/

【第2局 棋譜中継ページ】 http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/94/kisei202306230101.html

以下、産経新聞ウェブサイトより。

◎藤井棋聖が一気に王手か 佐々木七段がタイに戻すか、ヒューリック杯棋聖戦、23日に第2局

◎4年ぶり前夜祭にファン150人 ヒューリック杯棋聖戦第2局

◎熱戦前に笑顔も 大一番控えた藤井棋聖、佐々木七段

◎「タマネギなど食材豊富」 藤井棋聖、食も楽しみ 佐々木七段も「いい状態で」 「淡路対局」棋聖戦前夜祭

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(昨日、記念撮影でポーズを取る両対局者)

(翔)

2023年6月22日 (木)

前夜祭(5)

前夜祭の料理を一部紹介します。

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明日は9時から対局が始まります。どうぞお楽しみに。

(翔)

前夜祭(4)

歓談の時間が設けられたあと、棋士による明日の見どころ解説が行われました。

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(大盤解説聞き手・村田智穂女流二段、観戦記担当・本間博七段、副立会人・大橋貴洸七段、立会人・福崎文吾九段)

村田 皆様よろしくお願いいたします。皆さんもご飯おいしくいただきましたか。
福崎 食べきれないときはポケットに入れて部屋で食べてくださいね。大阪の人はみんなそうやっているから。(編注:やっていません)
村田 えっと、立会人を務めていただきます福崎先生、明日の見どころを。
福崎 明日は「はじめ!」って言うだけやからね。
村田 大事なところですね。

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(福崎九段)

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(このポーズは…?)

福崎 あとは温泉に入っているだけ。前も温泉に入っていたら急に千日手になったんよ(場内笑)。あれ、知ってるの? 知らん人のために言うとね。お風呂に入っていたら千日手になって、みんなが探し回ってたらしくて。みんな「ふくさきせんせー!」って叫んでいるから、僕はこう、湯船に頭を沈めてたんよ。あれが一番の思い出ですね。
村田 どこまで本当なのか……。

福崎 明日の見どころは、まずプロの意見を聞いてみましょう。プロの大橋さんはいかがですか。
大橋 明日はよろしくお願いします。見どころですか。やっぱり大一番ですからそれぞれの得意戦法で戦うと思うので、佐々木さんが先手なので相掛かりが本命なのかなと思います。相掛かりにもいろいろありまして、玉の位置ひとつ、飛車の位置ひとつで変わっていく戦型ですので、最新の工夫が序盤の見どころですね。第1局は力戦模様になってから佐々木さんが力を発揮されていましたので、そのあたりを注目しています。

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(大橋七段)

村田 ありがとうございます。
福崎 やっぱりプロの解説はちゃうなあ。
村田 続いて観戦記者を務めます本間七段です。

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(本間七段)

本間 さっきのお風呂の話、初耳ですけど。
福崎 湯船に頭まで浸かるのがつらい。
本間 そこは創作だと思うんですが、戦型予想しますね。おふたりは過去5局、対戦があって最初の4局は相掛かりで、こないだの第1局が角換わり。ですから、大本命は相掛かりですが、あえて違う戦型を言うと、最近タイトル戦で見られる雁木を予想してみようかと思います。
福崎 やっぱりみんな棋士だけどちょっと思っていることが違うね。村田さんはどうですか。
村田 私も相掛かりかなとは思います。どちらかが振り飛車をするのは、今回はないですよね。
本間 0.1パーセントかな。
福崎 初めから飛車と角を入れ替えておいたら振り飛車に……、怒られるからやめとこ。大橋さんも相掛かりですか。
大橋 半分以上は相掛かりだと思っています。
福崎 僕は振り飛車するんちゃうかなと。
村田 振り飛車ですか。
本間 杉本(昌隆)師匠に倣って。
福崎 収拾つかなくなった。本命は相掛かりかな。井上先生にも出てもらおうか。
村田 ではちょっとだけ井上先生にも。

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(本間七段と交代して、井上慶太九段が登壇)

井上 いやぁ。福崎先生とあまり並びたくないねん。
福崎 なんでや。
井上 大橋さんも嫌やろ。
大橋 いやいやそんなことは。
井上 しかし、今日大橋さん地味やね。
福崎 彼はおしゃれやねん。
村田 きれいな色のスーツが多いですよね。
大橋 持っているスーツはそうですね。対局者として着ることが多いですかね。解説会のときはこういった服装が多いです。

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福崎 将棋界も何百年続いたけどこうやって皆さんが見てくださって、我々も将棋やっててよかったな。もう僕、たこ焼き屋をやろうと思っていたんや。せやけどあと1~2年、将棋関係でいとこうかなと。あと守衛さん狙ってんねん。
井上 どこの?
福崎 将棋会館の。面接で落としたらあかんで。バツしたらあかん。
井上 絶対バツするわ。こんな守衛さんあかんわ。
村田 井上先生、戦型予想を。
井上 そりゃ相掛かりでしょう。
福崎 そもそも相掛かりってなんやの。
村田 本当に今回初めてという方もいらっしゃると思います。さっき聞いたら石垣島からお越しくださった方がいるみたいで。
井上 相掛かりとは、飛車先の歩を突いていく将棋ですね。
福崎 大橋さん、合ってる?
大橋 はい、その通りです。
福崎 審査員が合っていますって。
井上 やったー!
福崎 あ、ごめんなこんなネタで。あくまでも真理を探究しないと。どうですか、大橋先生。
井上 まとめる人は大橋さんしかおらんわ。
福崎 こんな先輩に囲まれて大丈夫? (答えに窮する大橋七段)ちょっと、苦しそうな顔をするのやめてや。

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(福崎九段の迫力に押されて、登壇者はどんどんと隅のほうに……)

村田 明日は13時から大橋先生と大盤解説会をさせていただく予定なんですけれども。大橋先生はこのニューアワジに来られたことがあるとお聞きしています。
大橋 だいぶ前の話なんですが、奨励会の頃にタイトル戦の勉強に来たことがあります。今回はいろいろ楽しもうと思います。
村田 もうまとめていいでしょうか。明日来てくださる方どれくらいいらっしゃいますか。
福崎 ああたくさん、ありがとうございます。
村田 井上先生は出ていただけるんですか。
福崎 出ましょ。
井上 はい、仕事もあるのですが、1回は出ようと思っています。

(翔)

前夜祭(3)

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(参加者が撮影する時間が設けられた)

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藤井聡太棋聖 「わたし自身がこちらで対局するのは3回目になります。対局室からの海の眺めが素晴らしくて、落ち着いて対局に集中できる対局室だなと感じております。淡路島は海の幸や特産品の玉ねぎを始め、食材が豊富で毎年楽しみにしています。第1局はベトナムですごく暑かったですが、こちらは快適で過ごしやすいなと感じています。第1局では反省点も見つかったので、それを踏まえて第2局は、よりよい内容にできるよう、精一杯指していきたいと思います」

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佐々木大地七段 「淡路島にくるのは今回が初めてです。部屋から見る自然が雄大で、食べ物もとてもおいしいと聞いており、楽しみにしております。また、関係者の皆さまが口をそろえて素晴らしいと絶賛されていた温泉で、日頃の疲れを癒やして、対局に臨みたいと思います。明日は先手番ということで、決勝トーナメントでは先手番を引いて戦ってきました。自分の持ち味を生かして、精一杯の熱戦にしたいと思います」

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(木下紘一・ホテルニューアワジ会長による乾杯の発声)

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(対局者はここで退席)

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(壇から降りる佐々木大地七段)

(書き起こし=武蔵、写真=翔)

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