△9五同飛に▲9七歩と受けた局面。ここで羽生棋聖は驚きの攻めを見せました。△7三桂▲7六銀△6五桂。
いきなり桂を捨てました。以下▲同銀に△8六歩▲7六銀△7五歩も凝った手順です。
▲6五銀は△6四歩や△8七歩成▲同金△8六歩▲同金△8一香が嫌味と見たか、豊島七段は▲8四銀と打ち、△7六歩以下の飛車と銀の二枚替えを選びました。
△9五同香と走った局面をどう見るか。
勝又六段は「『駒得は裏切らない』か、『四枚の攻めは切れない』か、どっちでしょうね」と話します。
後手は駒損なものの、駒の効率が良いです。先手の玉頭にも手をつけています。対する先手はどういう反撃を描くか。▲8一飛の攻防手はもちろんのこと、2六銀をどうさばくかも考えたいところです。
(紋蛇)
大盤解説会から戻った井道女流初段。ブールミッシュの第3局特製おやつに手を伸ばしました。
(食べた感想は「ほうじ茶の香りがすごくいいですね。両方ともおいしいです」)
関係者にも大好評であっという間になくなりました。
※17時40分追記
豊島七段のほうじ茶のプリン・丹波の黒豆添えは、本日午後3時からブールミッシュ銀座本店で販売されましたが、16時40分過ぎに完売となりました。明日からは、さらに池袋西武、横浜高島屋でも限定期間販売(7月12日まで)いたします。詳しくはブールミッシュのホームページをご覧ください。
(のちほど香川女流王将も両対局者のおやつを試食)
香川女流王将はタルトを「食べたことない味」とコメント。プリンは「クリームが乗っていますが、ほうじ茶がやさしい味であっさりしています。一番下のソースは苦味があっていいアクセント。スイーツが苦手な方でも食べやすいですね」と絶賛していました
(紋蛇)
15時になり、午後のおやつが出されました。おやつはブールミッシュが第3局のために特別製作したものです。静岡県特産のほうじ茶を使っています。
(羽生棋聖のほうじ茶チーズケーキタルトと紅茶)
羽生善治棋聖のみに仕上げたオリジナルスイーツです。ブールミッシュの横山謙一シェフ制作です。
バターソテーしたリンゴと、香ばしい静岡産ほうじ茶とクリームチーズのアパレイユを、タルト生地の中で一緒に焼きあげました。ベースとなるチーズケーキタルトの上には、小倉餡、ほうじ茶のホワイトチョコレート、最上段にはクレーム・シャンティーイを渦巻き状に絞り、スイーツの円盤が四段に重なる姿が印象的な前衛的な洋菓子となっています。
タルトのしっとりとした洋菓子のボリューム感と和のテイストである小倉餡、ホワイトチョコレートのパリッとした食感と柔らかいクレーム・シャンティーイが対照的でありながら一つ世界観を為すチーズケーキタルトです。
(豊島七段のほうじ茶のプリン・丹波の黒豆添えと紅茶)
豊島将之挑戦者のみに仕上げたオリジナルスイーツです。ブールミッシュの横山謙一シェフ制作です。お茶の産地として650年の歴史を持つ、静岡県産の番茶のみを焙じて作られた、香ばしい香りのほうじ茶を使用。表層から、ほうじ茶ゼリー、クリーミーなほうじ茶プリン、しっかりとした食感のほうじ茶プリンの三層構造です。ゆっくりと低温のオーブンで湯煎焼きをし、 三層の上には、ほうじ茶の香ばしさと相性の良い、きめ細かいホイップのクレーム・シャンティーイと、丹波の黒豆を添えて仕上げています。丹波の黒豆を包むように浸す、たっぷりの透明なほうじ茶ゼリーが上質の味いを演出しています。 プリンの底には、同じく丹波の黒豆とカラメルシロップを寝かせ、上から下まで多彩な味わいと食感が楽しめる嗜好の一品です。
なお、豊島七段のスイーツは、本日午後3時からブールミッシュ銀座本店で販売いたします。明日からは、さらに池袋西武、横浜高島屋でも限定期間販売いたします。詳しくはブールミッシュのホームページをご覧ください。
(紋蛇)