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2016年7月31日 (日)

前夜祭の料理

前夜祭では種々の海産物や野菜を使った料理が運ばれました。宿の名前を冠した「高島屋」という日本酒は、キリッとした飲み口とさらりとした飲みやすさが特徴。夏にぴったりのお酒です。

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■酒菜
栄螺酒蒸し、玉蜀黍進丈、藤豆胡麻和え
時鮭南蛮漬、木海月、じゃいも、赤黄パプリカ、玉葱、白髪葱
烏賊、糸瓜、三葉、生姜、いくら、二杯酢
豆乳ゼリー寄せ、山葵、枸杞乃実、セルフィーユ、汁

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■煮物
牛肉柔煮、辛子、才巻海老、じゃがいも、木乃葉南瓜、小茄子、青梗菜、白髪葱、木乃芽

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■御碗「清汁仕立」
蓮根餅、冬瓜、松茸、蓴菜、芽葱、柚子

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■お造り
鯛、あら、鮪

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■焼物
のど黒塩焼、時鮭幽庵焼、新生姜当座煮、煮梅、すだち

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■お食事
じゃこ御飯、香乃物、味噌汁

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■水菓子
メロン

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花束贈呈、決意表明

両対局者には地元の子どもから花束が贈られました。花束贈呈のあとに、両対局者は決意表明を行いました。

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■羽生善治棋聖

「皆さんこんばんは。今日はたくさんの方にお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。棋聖戦を主催されております産経新聞社の皆さま、会場をご提供いただきました高島屋さま、そして地元の関係者の皆さまに厚く御礼を申し上げます。

こちらではいままで数多く棋聖戦の対局が行われてきました。すっかりタイトル戦の場所として定着していると思っております。安心して明日からの対局に集中できるのではないかと思っています。ここに来ると、地元の出身の原田先生を思い出すことが多くてですね、ご存命のころは必ずといっていいくらい立会人をしていただきまして、果てしなく喋り続けるということが懐かしく思い出されます。将棋の世界は長い歴史と伝統があって、原田先生はそれを非常に大切に引き継がれてきた先生だと思っています。私自身も少しでも近づけるように、一生懸命頑張りたいと思っています。明日の対局においても、自分なりの力を振り絞って、いい将棋が指せたらいいなと思っております。皆さまには大変お世話になります。どうぞよろしくお願いいたします」

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■永瀬拓矢六段

「皆さまこんばんは。本日はたくさんの方々にお越しいただき、誠にありがとうございます。新潟は、水も、お米も、魚介も、すべておいしいとうかがってきました。今日、実際に来て、それが本当だったと感動しております。明日は五番勝負最終局となります。約2ヵ月間、本当にあっという間でした。明日は自分の力を出しきり、悔いのないよう、しがみついていきたいと思っております。産経新聞社さま、関係各位の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします」

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前夜祭開幕

18時から前夜祭が始まりました。乾杯には、金属で作られた酒器と地元の日本酒が用意されました。燕市では、市で製造された金属酒器でお酒をおいしく楽しもうという、「燕市金属酒器乾杯運動」を展開しています。

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■歓迎あいさつ

大上喜彦・新潟市西蒲区長

「西蒲区長の大上です。歓迎のごあいさつを申し上げます。西蒲区岩室温泉高島屋におきまして、全国が期待している歴史ある棋聖戦が行われますことは、高島屋さんをはじめ、岩室温泉、ひいては西蒲区の誇り、名誉であります。開催にあたりましてご尽力賜りました産経新聞社さまをはじめ、関係各位のご尽力に改めて御礼申し上げます。羽生棋聖ならびに永瀬六段におかれましては、ようこそ西蒲区岩室温泉高島屋においでくださいました。西蒲区民を代表しまして、心より歓迎申し上げます、高島屋さんでは昭和58年、第42期棋聖戦(五番勝負第3局、中原誠棋聖-森安秀光八段戦、肩書は当時)が初めとうかがっております。今後も回を重ねていっていただければと思います。

新潟の奥座敷である岩室温泉は300年余の歴史がありますが、その中で高島屋さんは250年の歴史を持つ、伝統を誇る旅館のひとつです。江戸時代の庄屋のお宅を生かした建物は、国の登録有形文化財に指定されております。明治11年に明治天皇陛下がお立ち寄りになったという、由緒ある建物でございます。高島屋さんでは、新潟の米、野菜、魚、澄んだ水と空気を生かした、日本の伝統的な料理をいただける。日本の花鳥風月を尊ぶ慈しみの心と、手間暇を惜しまない繊細な技を使って一品一品、心を込めて作っていただいております。今日ご参集の皆さまも堪能していただけるものと思います。

西蒲区は自然が豊かでございまして、きれいな水と空気を利用して、区で5つの造り酒屋がございます。さらに全国で第一号の地ビール『エチゴビール』をはじめ2つの地ビールがあり、そして5つのワイナリーで素晴らしいお酒が作られております。旧巻町におきましては、駒の書体にあります菱湖書の書家、巻菱湖の出身でして、棋聖戦が行われることに、目に見えないご縁を感じているところでございます。

明日は対局がございますが、ぜひ西蒲区、岩室温泉のおもてなしの心を楽しんでいただければと考えております。明日の対局が歴史に残る素晴らしい対局になりますことを祈念申し上げます」

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■歓迎あいさつ

鈴木力・燕市市長

「第87期棋聖戦第5局の前夜祭が高島屋さんで盛大に開催されますことを、お祝い申し上げます。新潟市での開催になぜ燕市の市長が来るか。表向きには、日本将棋連盟会長であった原田泰夫九段の出身地が燕市ということ、この高島屋さんの女将が燕市出身ということ。また燕市の小中学生が花束贈呈の役目を仰せつかっているということで、保護者としてやって来た次第でございます。実は根っからの観戦する将棋ファンでございまして、高校生のときに大山康晴十五世名人の講演を聞いて以来、指さないんですけれども、将棋が非常に好きになりました。そういうことを女将が聞きつけて、今年もどうぞと、お誘いいただきました。

将棋界注目の一戦ではないかと思います。羽生棋聖は第4局に勝ってこの高島屋対局を決めました。永瀬六段は若手のホープです。立ち会いの屋敷伸之九段は最年少で棋聖を獲得しまして、三浦弘行九段は羽生七冠から棋聖を奪った棋士でございます。最高の舞台が整いました。歴史に残る対局を期待したいと思います。

高島屋さんは燕市が進めている金属酒器推進運動の登録加盟店でございまして、お酒が非常にまろやかになる金属の器で、地元のお酒を堪能できます。この燕市で作られた器でおいしいお酒を飲んでいただき、楽しいひとときを過ごしていただければと思います」

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■主催者あいさつ

小川記代子・産経新聞東京本社編集局文化部長

「皆さまこんばんは。棋聖戦第5局の前夜祭に足を運んでくださり、ありがとうございます。関係各位の皆さまにご尽力いただいたことを感謝申し上げます。第5局が開催されまして、接戦になりました。羽生棋聖、永瀬六段はどう思っているかわかりませんが、見ている側は手に汗握る展開になっております。昨年も決着局の第4局をこちらで行わせていただきました。あの日も相当に暑かったですね。新潟は雪国ですよね。もう暑いというイメージしかございません。今日も暑いです。明日はこの新潟から、全国の将棋ファンに熱さを送ってみようではないかと思っております」

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■主催者あいさつ

日本将棋連盟 屋敷伸之九段

「棋聖戦第5局の立ち会いを務めます、日本将棋連盟棋士の屋敷伸之です。前夜祭にお越しいただきまして、ありがとうございます。87期に渡って棋聖戦を主催していただき、また新聞紙上で盛り上げていただいています産経新聞社、誠にありがとうございます。高島屋さんの対局室は非常に立派でして、先ほどお話にありました原田泰夫九段の、『名局の宿』という立派な掛け軸があります。立派な対局場を提供していただきまして、ありがとうございます。こちらの会場では大盤解説会で三浦九段の素晴らしい解説とトークをお楽しみいただけると思います。現地に来られない方は、棋聖戦中継サイトでのネット中継や、ニコニコ生放送の阿久津八段の解説があります。いろいろなメディアで棋聖戦をお楽しみいただけると思います。後日には、観戦記が産経新聞紙上に掲載されますので、ご注目いただければと思います。明日は世紀の一戦を皆さんと楽しみたいと思っております。よろしくお願いいたします」

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■乾杯

本間雅榮・岩室温泉自治会副会長

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扇子に揮毫

検分を終えた両対局者は、第5局開催の記念に揮毫をしました。羽生棋聖は「一歩千金」、永瀬六段は「不倒」という言葉を選んでいます。

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検分

16時40分から検分が行われました。本局で使われる盤と駒は、地元の愛棋家の方が提供したもの。駒は竹風師作、菱湖書の盛上駒です。駒をすべて並べたあと、永瀬六段から「盤が光って見える」と申し出があり、照明の明るさを落として対応しました。

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休憩

現地に到着した一行は、ロビーで休憩を取りました。

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新潟に移動

両対局者と関係者は、13時40分東京発の「とき」323号に乗って新潟に移動。燕三条駅からはバスに乗り換えて、高島屋を目指しました。

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