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2016年6月17日 (金)

本局の使用駒

本局で使われる駒は、掬水師作、水無瀬書の盛上駒。日本将棋連盟から持ち込まれたものです。

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(文)

対局検分

16時過ぎ、対局検分が行われました。

Dsc_3379_2 (永瀬六段は早めに入室。関係者もほとんどいなかった)

Dsc_3380 (羽生棋聖)

Dsc_3398 (立会人の石田和九段がそろい、検分開始)

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Dsc_3417

Dsc_3426

Dsc_3438(検分は数分で終了した)

(紋蛇) 

第87期棋聖戦五番勝負第2局

羽生善治棋聖に永瀬拓矢六段が挑戦する、第87期棋聖戦五番勝負。
第1局は千日手指し直しの末に、永瀬六段が制しました。第2局は6月18日(土)に愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」で行われます。

第2局の先手番は永瀬六段。番勝負は「一局完結方式」のため、第2局は第1局の千日手局と先後を入れ替えた形になります。

立会人は石田和雄九段、副立会人は飯島栄治七段、記録係は荒田敏史三段(石田和雄九段門下)。
現地大盤解説会は杉本昌隆七段、室田伊緒女流二段が務めます(応募は締め切られています)。

本局はニコニコ生放送でも解説が行われます。解説は阿部光瑠六段、聞き手は中村桃子女流初段。放送は対局開始から終了までです。

本局の中継は、棋譜コメントを文、中継ブログを紋蛇が担当いたします。よろしくお願いいたします

Dsc_3506 (ホテルフォレスタ)

(紋蛇)

2016年6月 3日 (金)

ご観戦ありがとうございました

本日もご観戦ありがとうございました。

番勝負は「一局完結方式」のため、第2局は第1局(千日手局)と先後を入れ替えて永瀬六段が先手になります。

第2局は6月18日(土)、愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」で行われます。

(翔)

感想戦

462

(時間の都合上、対局者の大盤解説会出演はなく、指し直し局のみの感想戦が行われた)

467

(永瀬拓矢六段)

471

475

(羽生善治棋聖)

481

483

484

(関係者が感想戦を見守っている)

487

(感想戦は30分ほどで終わった)

(翔)

終局直後

447

(終局直後)

452

(タイトル戦初勝利を収めた永瀬拓矢六段)

【永瀬六段インタビュー】

--千日手局のご感想をお聞かせください。
始めは優勢と思っていましたが、千日手の局面は受け身になりすぎた気がしました。

--本局を振り返って。
先手が先攻できるかどうかと思っていましたが、成算があったわけではありませんでした。

--藤井矢倉は予定ですか。
予定でした。

--▲3五歩(41手目)で前例を離れましたが。
その局面になったら指してみようと思っていた手でした。

--優勢と思ったのはどのあたりでしょうか。
常に玉が見えない戦いなので、明快かはわかっていなくて、息の長い将棋だと思っていました。▲7六銀(103手目)と引いて駒が連結したので、よくなったと思いました。

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(敗れた羽生善治棋聖。自身ワーストの公式戦6連敗になった)

【羽生善治棋聖インタビュー】

--千日手局について。
ちょっと悪そうだったので仕方がないかと思っていました。こちらは打開できません。

--指し直し局の総括をお聞かせください。
▲3五歩(41手目)のときの応接を誤った気がします。本譜は最悪でした。

--△6六角成(54手目)のあたりは。
いやいや、全然ダメだと思っていました。いい局面はなかったと思います。攻めが細いですね。この将棋は中盤で終わってしまったような気がします。

(翔)

永瀬六段が先勝

2109

第87期棋聖戦五番勝負第1局(千日手指し直し局)は109手までで永瀬拓矢六段が勝ちました。終局時刻は22時8分。消費時間は▲羽生3時間58分、△永瀬3時間56分(持ち時間各4時間)。
第2局は6月18日(土)、愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」で行われます。

(翔)

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