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図の65手目▲3七同金に実戦は△2五飛▲2八歩△4四歩でした。図で△3四桂と打てば、後手は大駒を取れますが、▲同角△同金▲6六桂△4五角▲5六歩△同角▲5七銀左△4五金▲5六銀△同金▲4三飛成(参考図)という勝負手がありました。
参考図は後手に決め手がないと、飛車を成り込まれて大変です。(銀杏)
沼津倶楽部から市の中心部に戻ると、乗運寺があります。乗運寺は千本松原の松を植えた増誉上人の開基で、千本山と号します。本局の開催実行委員会委員長だけでなく、沼津倶楽部や若山牧水記念館の理事長を務める林茂樹さんが住職を務める寺です。若山牧水の墓があります。
(若山牧水の墓)(銀杏)
(見渡す限り、松ばかり)
(増誉上人の像)
(若山牧水の歌碑。控室の掛け軸と同じ歌だ)
(対局室に掛けられているは牧水の書。幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく。牧水の歌集「海の声」に収録されている)(銀杏)
(沼津倶楽部のすぐ近くにある千本浜。天気がよければ、海とともに富士山を見ることができる)
(銀杏)
図は65手目▲3七同金まで。ここで△3四桂と打てば、先手の飛車が動かせません。▲3四同角△同金▲6六桂が示されていますが、△4五角と逃げることができます。大盤解説会で勝又六段と中尾五段が「先手はどうするのだろう」と話し合っていました。(銀杏)
(勝又六段と中尾五段の大盤解説会)
詩情溢れる短歌で知られる若山牧水は、明治18年(1885年)に宮崎県で生まれ、35歳の1920年に沼津へ移り住み、亡くなるまでの8年間を沼津で過ごしました。若山牧水記念館は1987年に開館。牧水の足跡を原稿や書簡など縁の品々とともに展示しています。
(大盤解説会が開かれている若山牧水記念館は歌人の若山牧水にまつわるものが多数展示されている)
(川端康成氏の原稿)
(沼津市で亡くなった若山牧水は、記念館のほかに市内にゆかりの地が多数ある)(銀杏)
(港の飲食施設)
(沼津港は駿河トラフに近く、深海魚と縁深い。港に深海水族館がある)
(クルージングも楽しめる)(銀杏)