どちらが勝ちかわからない
図は98手目△6六香の局面。羽生棋聖は香の裏を突いて▲6五桂と跳ねました。△同角なら▲7三歩成で王手角取りです。
ところが△4三桂と跳ねられてみると、後手玉が広くなって、寄せるのが容易ではありません。
終盤戦で技の掛け合い。どちらが勝ちか、控室ではわかっていません。
(銀杏)
図は98手目△6六香の局面。羽生棋聖は香の裏を突いて▲6五桂と跳ねました。△同角なら▲7三歩成で王手角取りです。
ところが△4三桂と跳ねられてみると、後手玉が広くなって、寄せるのが容易ではありません。
終盤戦で技の掛け合い。どちらが勝ちか、控室ではわかっていません。
(銀杏)
図は90手目△3三歩まで。先手は銀得の上に遊び駒がありません。局面の流れは変わり、永瀬六段が粘る番です。▲5二銀成△同玉▲6五桂が検討されていましたが、羽生棋聖は11分使って▲6五角。永瀬六段はすぐに△5一桂と駒を使います。
(銀杏)
第1図は中盤の38手目△3六歩の局面。後手が技を狙っていそうなところで▲9六歩。悠然と構えます。
しばらくたった第2図。やはり、後手が攻めを狙っていそうなところで▲9四歩。以下、第3図まで進んで、先手は桂得の戦果を挙げました。間合いを見誤るとすぐにガタガタになるところですが、羽生棋聖はうまく応じました。遅いようで間に合った先手の攻めでした。
(銀杏)
図は68手目△4四歩まで。少し前までは後手よしとみられていましたが、調べていると難しい変化が多いです。「後手持ちだけど大変」と勝又六段。
先手は▲6六桂が有力で、以下△7六角は▲9三歩成△同香▲同香成△同桂▲9二角成(参考図)で▲7四桂の王手角取りを狙って先手が指せそうです。後手は王手角取りの筋を避けて、▲6六桂に△4三角と逃げるのがよいようです。
(銀杏)